...大のハイカラになりすまし...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...』『然(さ)うでないのは日向のハイカラさん許りでせう!』昌作は聞かぬ振をして...
石川啄木 「鳥影」
...二十五六のハイカラな調剤助手に強請(ねだ)つて...
石川啄木 「病院の窓」
...ハイカラ紳士は顔から火が出るやうに恥(はづか)しくなつた...
薄田泣菫 「茶話」
...なかなかハイカラな構えの家だったので...
太宰治 「花燭」
...いつものハイカラな妙子には全然見られないしおらしいものが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...名前は忘れたが東京の何とか云う凄(すご)いハイカラな気障(きざ)な奥さん―――亜米利加(アメリカ)帰りの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ハイカラな家へ引っ越して頂戴」「無論そうする」「あたし...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...八年頃の片田舎の裁判所の書記生にしては実に驚くべきハイカラであったに相違ないのである...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...そこで私はいつもハイカラであるから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「平岡さんは思つたよりハイカラですな...
夏目漱石 「それから」
...外部の趣味にハイカラやモダンが殆んどなく...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...「始めて髪をハイカラにしようと思ふのだからいいやうにしてくれ」とのことだ...
原民喜 「四月五日」
...ハイカラ...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...真先に眼に付くのは田舎者とハイカラ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...頗るハイカラなもので...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...況(いわ)んや持って生れた魂とか根性とかいうもの――ハイカラな言葉で云えば...
夢野久作 「鼻の表現」
...久慈はハイカラだからこういうのは好きだ...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索