...大のハイカラになりすまし...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...まことにハイカラでありまたいきである...
高浜虚子 「俳句への道」
...実に猛烈でハイカラで...
太宰治 「男女同権」
...ハイカラだこと! あたしこう云う家がいいわ」と...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そのお祖母さんは鹿鳴館(ろくめいかん)時代にダンスをやったハイカラな人だったと云うんですが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それがその頃の田舎の中学生のハイカラでシックでモダーンな服装であったからである...
寺田寅彦 「初旅」
...自分の意匠でハイカラに結いあげるつもりで...
徳田秋声 「挿話」
...ハイカラに言へば絵画的たらんよりも音楽的たるべし...
永井荷風 「小説作法」
...さりとはハイカラ過ぎる...
中里介山 「大菩薩峠」
...人生観のハイカラでもなかった...
夏目漱石 「三四郎」
...御膳(おぜん)を火燵櫓(こたつやぐら)の上へ乗せまして――私は御櫃(おはち)を抱(かか)えて坐っておりましたがおかしくって……」「何だかハイカラの首実検のようですな...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ハイカラにいえば二階はあるが一間の家で...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...ハイカラうどんと称していた筈である...
古川緑波 「うどんのお化け」
...ハイカラが翠芳園といふ支那料理へ招待...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...子供にも俗人にも西洋好きのハイカラ連にも必ず受けるであらう...
正岡子規 「病牀六尺」
...ハイカラーな校舎を持つ方が勿論結構である...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...自分のために改良服よりもっとハイカラと思われた一組の洋装をこしらえた...
宮本百合子 「菊人形」
...頗るハイカラなもので...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
便利!手書き漢字入力検索