...もつと内面的なもつとノーブルな品性を持つてゐると自信する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...高下を甄別して心から善と美と高とを愛する意味に於いては人間並にノーブルな品性を持つてゐると信じてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自ら善と美と高とに就いて惡と醜と卑とを離れむとする意味に於いても亦人間並にノーブルな意志を持つてゐると信じてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...一應は不快なる印象の中から振返つて眞理を探し出すほどのノーブルなる品性を缺いた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...僕の笑ひと憎しみとにはノーブルな品性を持つた人をも猶不快にするやうな厭味が籠つてゐるに違ひない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...併し彼の思想を導くものが眞と高とを愛するノーブルな意志であることも...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...しっかりした家庭に育った九條武子(くじょうたけこ)のようなノーブルなお嬢さんだった...
海野十三 「恐しき通夜」
...ノーブルな顔立ちと言って差支えない...
豊島与志雄 「程よい人」
...二十四五のノーブルな顔をした若い男で...
久生十蘭 「春雪」
...あなたの持っているノーブルなもの...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...ノーブルな調和の效果はあがらない...
吉川英治 「折々の記」
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