...尤(もつと)も「チヌノウミ」は元來(ぐわんらい)和泉(いづみ)の南部(なんぶ)のチヌといふ所(ところ)の沖(おき)を稱(せう)したのではあるが‥‥...
伊東忠太 「國語尊重」
...ワレコソ苦悩者(クノウシャ)...
太宰治 「創生記」
...ペトロフ・イワン・イワノウィチ――偽名にきまってる――と名乗り...
谷譲次 「踊る地平線」
...巴里のノウトルダムかノウトルダムの巴里かてんで...
谷譲次 「踊る地平線」
...「可哀そうなノウマ!」7なにもかも大きく法螺(ブラグ)を吹っかけなければ気のすまないあめりか人...
谷譲次 「字で書いた漫画」
...二十七だが、とにもかくにも、このイカモノ音楽師は、世界的だという八重山節のコッピーを取って見せてしまうと、またもや息をつく遑(いとま)もなく、「今度ハ、ガシャガシャ節ヲオ聞キニ入レルデス」「まあ、待って頂戴、マドロスさん、今のその八重山節は、素晴らしいものかも知れないが、その土地へ行って、世界一だとか、日本一だとかいう声の練れた島の娘たちの咽喉から直接(じか)に聴かなけりゃ、本当の味がわからないわね、地唄というものはみんなそうなのでしょう、日本のものを聞くくらいなら、わかるのを聞きたいわ、けれども、安来節や、磯節なんて、わたしあまり好かない、何か日本の唄でわかるのをうたって頂戴」「デハ、カンカンノウ、キウレンスヲウタイマショウカ」「あれは日本のじゃありませんよ、わからないことは同じよ」「デハ、チョンキナ、チョンキナ」「いけないわ、なんだか下品だわ」「お前とならば……」「いや味ったらしい」「春雨」「お前さんのがらにないね」「きんらいらい」「駄目よ」「越後獅子――イイデス」「あんまりおきまりでねえ」「十日戎(とおかえびす)」「ぞっとしない」「梅にも春」「いよいよお前さんのガラにない」「惚れて通う……」「いやいや」「デハ、オジョサン、何ガイイデス、アナタノ方カラ望ムコトヨロシイ」「生意気をお言いでない、わたしの望むもの、お前にやれますか、やっぱり日本のものでない方がいいわね、日本のものだと、こっちがわかり過ぎてるから、マドちんが一生懸命やればやるほど滑稽になってしまう、だからいっそ、もとへ繰返して本場ものをやって頂戴...
中里介山 「大菩薩峠」
...乗ッテ橋本庄右衛門ガ林町ノウチマデ来タガ...
中里介山 「大菩薩峠」
...オレノウチヘモ来タ故...
中里介山 「大菩薩峠」
...千人の中で僅に十人やそこらのノウノウでは私は不足に思う...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...生れ付いてのノウ天氣で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ウオルタア・ノウトンは...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...医者のノウスカットさん―― Doctor Northcott ――でした」斯ういう返辞である...
牧逸馬 「土から手が」
...このモリイチゴもノウゴイチゴも共(とも)にその実はオランダイチゴそっくりで...
牧野富太郎 「植物知識」
...ゴスプランのグレブ・マクシミリアノヴィッチ・クルジジャノウスキー...
「赤い貨車」
...全集五巻というのは、何だか話がゆきちがいましたが、ウリヤーノウの、おっしゃっていらしたもののことですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ノウと言うことだ...
三好十郎 「冒した者」
...アタマノウエデ オホキナ フトンガ マドノトコロデ...
村山籌子 「オホサウヂ」
...人ハミナ羅衣(ライ)ニシテ烈朱(レッシュ)臙脂(エンジ)濃紫(ノウシ)黄藍(オウラン)を翻(ヒルガエ)シ...
吉川英治 「三国志」
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