...ネーブルの敵ではない...
青木正児 「九年母」
...ネーブルの皮は香りはあるが苦くて物にならない...
青木正児 「九年母」
...どうしてこれネーブルって言うか知ってて? と訊(き)いた...
池谷信三郎 「橋」
...病床日誌によればきょうの食事は朝 おまじり一〇〇 桃果汁八〇九時半 ネーブル果汁六〇十一時五十分馬鈴薯(ばれいしょ)うらごし小量 トマト汁七〇二時半 林檎果汁一〇〇五時 おまじり一椀 大根おろし少々 梨果汁八〇七時四十分葡萄(ぶどう)果汁五〇 番茶二〇...
中勘助 「胆石」
...ネーブルは食べにくいことを除けば好きな果物のひとつだが果汁には色にも味にも妙にどぎついところがあり...
中勘助 「胆石」
...「小夜曲(ノクチユールン)」と Sonate(op. 35)の第三節「埋葬曲(マルシユ・フユネーブル)」とを出す事にしてある...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...おばさんがおやつに石見のネーブルをあげましょうね」妹は涙ぐんだらしく...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ここにネーブルスミカンもございます...
仲村渠 「果物屋の広告文」
...ネーブルが二ツ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...湯をわかしてうで玉子を四つにネーブルを二つ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...玉子とネーブルがまだ生きている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...机のそばのネーブルを一つ取って来て...
林芙美子 「新版 放浪記」
...順一は長火鉢の側にあつたネーブルの皮を掴むと...
原民喜 「壊滅の序曲」
...順一は長火鉢(ながひばち)の側にあったネーブルの皮を掴(つか)むと...
原民喜 「壊滅の序曲」
...ネーブル(へそ)――といふ眞面目な喫茶店をやつてゐたらしいんです...
吉川英治 「折々の記」
...ネーブル(へそ)なんて妙な喫茶店ですが‥‥(笑聲)それが戰爭中徴用されたんでせうか...
吉川英治 「折々の記」
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