例文・使い方一覧でみる「ネチネチ」の意味
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石川欣一 「可愛い山」
...一々不義理を数え立てられてネチネチと油を搾（しぼ）られた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...いつまでもサッパリしないでネチネチと際限なくごてる...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...ネチネチとトロ火で油煎（あぶらいり）されるように痛めつけられたら精も根も竭（つ）きて節々（ふしぶし）までグタグタになってしまうと...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...馬琴の剛愎高慢は名代（なだい）のもので、同時代のものは皆人もなげなる態度に腹を立ったものだそうだが、剛愎高慢は威張らして置けば済むからかえって御（ぎょ）し易（やす）いが、些細な問題にいちいち角を立ててその上にイツマデも根に葉に持っていられたり、あるいは意地悪婆さんの嫁いびりのように、ネチネチ、チクチクとやられてはとても助からない...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...ネチネチと言葉を吐くのであった...
海野十三 「雷」
...案外ネチネチした狡（ずる）い人だと云う印象を与える...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...案外ネチネチした狡（ずる）い人だと云ふ印象を与へる...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...案外ネチネチした狡い人だと云ふ印象を与へる...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...ネチネチと美奈子に迫りました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お家騷動はすることがネチネチして嫌だね」「でも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...最初はネチネチといや味の言ひ合ひから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ネチネチと果てしがつかねえ――尤も殿樣は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ヨハネはいつもの調子でネチネチとやりだした...
久生十蘭 「母子像」
...ネチネチと絡（から）みだした...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...サラリとした小言はいってくれずいたずらに長談義のようなへんにネチネチした悪意のうかがわれるお説教ばかり聞かされた...
正岡容 「小説 圓朝」
...ネチネチとからんで来る式の……あれが困るんだなあ...
三好十郎 「好日」
...老刑事のネチネチした老獪（ずる）い手段が...
夢野久作 「冗談に殺す」
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