...この「巷の詩」のもつ調子(ニュアンス)とすこしも変らないものを見出し得る町が...
谷譲次 「踊る地平線」
...またニュアンスやがあってなかなか簡単に定義しひと口に説明することはできないようである...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...夫々の哲学思想の細かいニュアンスに就いての分析は...
戸坂潤 「読書法」
...*215言い表わし方のニュアンスについて...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...心のニュアンスも愛情も感ぜられないものだつた...
北條民雄 「道化芝居」
...ほんとに人間がみんなもつと簡單な少量の言葉でさうやつて心もちの深いニュアンスまで分かり合へるやうになつたらどんなに好いでせう...
堀辰雄 「端書」
...そのくせその本から得た知識がへんにインテリがかったものとなって噺のニュアンスを壊すなんてこともなく...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...民族のさまざまな特質やその特質を更に個性のニュアンスで音楽にうちこめている作品の再現としての演奏が...
宮本百合子 「音楽の民族性と諷刺」
...友情というもののもつニュアンスにしろ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ニュアンスではなく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...極めてニュアンスにとんだ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...様々に人間の心の本人もはっきりは自覚しないようなニュアンスの面白さ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何とこまかい眼差しのニュアンスがこもっているでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それが読まれたのちのニュアンスでわかることでもあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...美津代と云ったって正代と云ったっていくらか性格のニュアンスのちがいが感じられるだけで桃色と水色ほどのちがいはないわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その言葉のあらゆるニュアンスが丹念に詮議されるような...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...相手の言に屈服するといったようなニュアンスをもっていたのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...かすかなニュアンスによって抑揚をつけた静かなこの顔の方が...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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