...」「ニヒリズムの破産ですかね...
犬田卯 「沼畔小話集」
...科学はニヒリズムに接近する...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「さようなら」の浅薄なニヒリズムはいかにもふさわしい...
田中英光 「さようなら」
...あゝいつたやうな單調な風土氣候をもつた國の住民の中から當然ニヒリズムや...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...それは或るニヒリズムとシニズムだ...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...往々にして見かけられるニヒリズムは...
豊島与志雄 「自由人」
...たとえば個人主義、社会主義、無政府主義、国粋主義、享楽主義、本能主義、自然主義、ダダイズム、ニヒリズムなど、いくらでも数えきれないほど無数にあるが、すべて「主義」と名称のつく一切のものは、各々の人が掲げるイデヤであって、その主観に取っての「あるべき世界」を思想している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そして所謂ニヒリズムは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ニヒリズム的解釈はカフカから超越者に根ざしているという核心を取り除いてしまうものであり...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...しかるに今日我が國の多くのインテリゲンチャは獨裁を極端に嫌ひながら自分自身はどうしてもニヒリズムから脱出することができないでゐる...
三木清 「人生論ノート」
...その右がわにいる人たちは自然主義風な正宗白鳥式な「日本製」の barren ニヒリズムにイカリをおろしてしまいそうに思われる...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ホンモノのニヒリズムは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...だから、ニヒリズムとは、幼年期に於ける革命的精神の総称である...
三好十郎 「恐怖の季節」
...――ニヒリズムと呼ぶのに...
三好十郎 「恐怖の季節」
...「日本製」の宦官シット的・正宗式ニヒリズムは世界的場では通用しない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...自身の中から「日本製」ニヒリズムを追い出さなければならぬ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...スフィンクスそのままのニヒリズムになっていたからであったが...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...例へば、數年前、僕が宮本武藏といふものをなんで拾ひ上げて書いたかといへば、その當時の、思想の流れを考へてみると、所謂ニヒリズム、リベラリズム、さもなければ極端にどつちかに偏した思想...
吉川英治 「折々の記」
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