...アナクロニズムといい...
種田山頭火 「夜長ノート」
...時代錯誤(アナクロニズム)の可笑(おか)しさ身すぼらしさをさえ感じさせたこともあったが...
徳田秋声 「縮図」
...一切のユートピア・一切のアナクロニズムは形式論理的方法の所産であるだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...醜悪をきわめたアナクロニズムには相違なかったのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...正にアナクロニズム時代逆行というべきであろう...
中井正一 「集団文化と読書」
...世界はアナクロニズムに溢(みなぎ)つたのだ...
中原中也 「小詩論」
...「時代錯誤(アナクロニズム)だ...
夏目漱石 「三四郎」
...きのうからきょうへかけては時代錯誤(アナクロニズム)だの...
夏目漱石 「三四郎」
...歩調においてすでに時代錯誤(アナクロニズム)である...
夏目漱石 「三四郎」
...如何にもアナクロニズムであるが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...読者にアナクロニズムの幻覚を起こさせるきらいがあります...
平林初之輔 「愛読作家についての断片」
...それぢや是を見ろと現実暴露といふ昔流行(はや)つたアナクロニズムをやつてみ度くなる...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...時代錯誤的(アナクロニズム)な...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...非常なるアナクロニスムである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...渋江氏の記憶にアナクロニスムを生ずるからである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...稀なるアナクロニスムとして...
森林太郎 「長谷川辰之助」
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