...このパロットが一八二九年の九月二十七日「永遠の氷が形づくる円屋根(ドーム)」に立ったのである...
石川欣一 「可愛い山」
...私は我国の議事堂に似た円屋根(ドーム)を持つ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...全くドームの中の鬼気(きき)人に迫る物凄(ものすさま)じさはドームへ入ったことのある者のみが...
海野十三 「空中墳墓」
...プラス・ヴアンドームの広つ場にはナポレオンの像が金持の次男のやうな顔をしてにやにや笑つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...ドームナが肌着を縫いながら何やら泣いている...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...夜またドームの広場まで行く...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...円頂丘(ドーム)となって盛り上って来るという特徴がある...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...波の音が未来も過古もない荒んだ都会のセメントをザザザと崩す日を思へ!大理石もドームも打破つてトンネルを造れ海へ続くユカイなトンネルを造れ海は波は新しい芝居のやうに泡をたて腰をゆり肩を怒らせ胸を張り真実切ないものを空へぶちまけてゐる...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...彼の目はほとんど貪るようにヴァンドーム広場の記念柱と廃兵院の丸天井の間に吸い寄せられた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...破格廉価大特売(卸売(おろし)の部)南針峯(エイギュイユ・デュ・ミデイ)………………………三〇〇法(フラン)ドーム・ド・グウテ………………二〇〇法モン・ブラン………………………五五〇法ビオナッセエ針峯…………………一八〇法緑の針峯(エイギュイユ・ヴェルト)……………………二五〇法(小売の部)分売(デタイユ)は一〇米(メートル)につき二〇法也...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...昇降場の磨硝子の円蓋(ドーム)には水蒸気が白くたち罩め...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...天井のたかいドームは薄暗かった...
山川方夫 「その一年」
...「ドームへ行きましよう...
横光利一 「旅愁」
...「ドームで、久慈と千鶴子さんが待ってる筈ですから、あなたもどうです...
横光利一 「旅愁」
...ドームへ来ると、人の詰ったテラスの一隅に、日本人が三四人塊って話をしていた...
横光利一 「旅愁」
...パリでもこのドームは特種に名高いところと見え...
横光利一 「旅愁」
...ドームの前まで来かかったとき...
横光利一 「旅愁」
...――僕はドームでお茶を飲んで別れたが...
横光利一 「旅愁」
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