...モデルはドロドロの石膏にうずまるのですから...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...こっそり人目を忍んだ、醜悪な、ドロドロした、いかもの食いの快味...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...あのドロドロした悪夢の中を...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...このドロドロのなかに溺れている人間の愛をすくい出したいと思います...
宮本百合子 「愛」
...それからモット上等の飲料を拵えるには玉子の黄身四つへ砂糖を大匙三杯混ぜて一合の牛乳を少しずつ注いで行ってそれを湯煎(ゆせん)にして暫(しばら)く掻廻(かきまわ)すとドロドロしたカスターソースが出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...ドロドロになった処を火から卸(おろ)して今のケーキの間へ塗って二十人前に小さく切ります...
村井弦斎 「食道楽」
...コルンスタッチ即ち玉蜀黍(とうもろこし)の粉を小匙二杯水で溶いてそれへ加えて鍋をお湯の中へ入れてドロドロになるまで湯煎(ゆせん)にします...
村井弦斎 「食道楽」
...ドロドロになった時火から卸(おろ)してアイスクリームの器械がなければ半斤入位の茶筒へ入れて蓋(ふた)をピタリとして...
村井弦斎 「食道楽」
...その汁と前の汁とを混ぜて掻き廻すとドロドロの物が出来ますからその中へ蜜柑(みかん)の身と林檎(りんご)の小さく切ったのとを沢山混ぜて出しますとなかなか美味(おい)しゅうございます...
村井弦斎 「食道楽」
...カスターソースは玉子の黄身三つへ大匙二杯の砂糖と一合の牛乳とを加えて湯煎にしながら掻き廻してドロドロにしたものです...
村井弦斎 「食道楽」
...別に玉子二つと砂糖大匙二杯とをよく混ぜて煉るようにして牛乳一合を注(さ)してドロドロにします...
村井弦斎 「食道楽」
...このお菓子は型から抜いて必ず何かソースをかけますがカスターソースにすれば前の通りに玉子と砂糖を混ぜて牛乳を注して暫く湯煎(ゆせん)して掻き廻しながらドロドロにしたものです...
村井弦斎 「食道楽」
...鍋へ牛乳を沸かして塩と砂糖とバターを入れて米利堅粉(めりけんこ)かあるいは葛(くず)を溶(とい)てそれへ加えて汁をドロドロにした処を火から卸して玉子を入れて掻(か)き廻すとかけ汁が出来る...
村井弦斎 「食道楽」
...受精した玉子は今御覧になったドロドロのようなものが眼と紐とを繋いでいます...
村井弦斎 「食道楽」
...それから料理する前に炮烙(ほうろく)でよく炒(い)って湯の中へ適宜(てきぎ)に入れて塩と砂糖を加えて三十分ばかり掻(か)き廻(まわ)しながら煮ると粉末(こな)が膨(ふく)れてドロドロになる...
村井弦斎 「食道楽」
...ドロドロのものが...
村井弦斎 「食道楽」
...一つは緑煮(みどりに)といって細かく切った肉を酒と味淋と醤油でよく煮ましてそれから湯煮た青豆を入れてまた煮て溶き葛(くず)でドロドロにします...
村井弦斎 「食道楽」
...自分の腹の上に乗せて遊ばせているのは、お吉ッつぁんの父無(ててな)し子で、「ドロドロドロ、バアー」と足業(あしわざ)をやって、子どもを差し上げたり、亀の子みたいに、背中で廻って、「さあ、どうだ...
吉川英治 「松のや露八」
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