...基督教の「パラドックス」(逆説)とはこの事をいうなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...インポシブル興味とはパラドックス(思想の手品)のことなり...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...というパラドックスも成立するようだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...「吉右衛門(きちえもん)や菊五郎(きくごろう)はどうも歌舞伎のオオソドックスに忠実だとはおもえません...
田中英光 「オリンポスの果実」
...オーソドックスヲ好ム彼女ハ毎年ノ吉例ニ従イ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...」というパラドックスが云わば云い得られなくはない...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...夫ではパラドックスは消えて了う...
戸坂潤 「思想としての文学」
...喜劇=ユーモア=アイロニー=パラドックス=評論...
戸坂潤 「思想としての文学」
...元来のモダーニズムに於ける理知的論理はパトス的論理やパラドックスの論理となる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...或いは矢張りこのパラドックスにあるかも知れない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...」だから小林のパラドックスはパラドックスではなくてただのおしゃべりだと云ったのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この計画が例のオーソドックス・ファッショのもので××××という...
戸坂潤 「社会時評」
...苟もオーソドックスのものであったなら...
戸坂潤 「社会時評」
...こういう風にオーソドックスから×××されたことが...
戸坂潤 「社会時評」
...これが開化の産んだ一大パラドックスだと私は考えるのであります...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...反對にあまりにはやく不完全なオーソドックスを定立することこそ避くべきことであると私は思うのだ...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...オーソドックスなブルジョア的出生と生活と教養の中からオトナになって来た人間に概して特有な属性であることを見おとしてはならぬ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...しかし岸田國士氏がオーソドックスなら横光利一氏がヘテロドックスのちがひがある...
淀野隆三 「横光さんと梶井君」
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