...この逆説(パラドックス)は正しいと私は思う...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...あるいは阿爾多奪(オーソドックス)宗あるいは一名 Eastern Church すなわち東宗一...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...基督教の「パラドックス」(逆説)とはこの事をいうなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...インポシブル興味とはパラドックス(思想の手品)のことなり...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...これに反して新しい方面のみの追究は却って陳腐を意味するようなパラドックスもないではない...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...」というパラドックスが云わば云い得られなくはない...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...却って文芸批評の本格にならぬというパラドックスが問題なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...アイロニーやパラドックスや警抜な特色づけが可能となり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...事実や真実のパラドックスであるような顔をしていながら...
戸坂潤 「思想としての文学」
...夫が小林式パラドックスとなる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...神兵隊とオーソドックス血盟団事件や五・一五事件は実に花々しく新聞紙上に登場したが...
戸坂潤 「社会時評」
...勿論オーソドックスの文学史から云えば...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...俗物さ自身のもつそうしたアイロニーやパラドックスなどはどうでもよい...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...広い意味において極めてオーソドックスな物理の大道を行ったものである...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...ここに一種妙なパラドックスとでも云いましょうか...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...これが開化の産んだ一大パラドックスだと私は考えるのであります...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...しかるにこのパラドックスを道破(どうは)した者は天地開闢(てんちかいびゃく)以来吾輩のみであろうと考えると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...オーソドックスなブルジョア的出生と生活と教養の中からオトナになって来た人間に概して特有な属性であることを見おとしてはならぬ...
三好十郎 「恐怖の季節」
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