...元来露西亜の思想なるものは極めてオーソドックスな官僚的階級差別心と頗る放縦なユートピヤ的空想とあるのみで...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...前に記した鮮(あざや)やかなパラドックスが用いられているのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...というパラドックスも成立するようだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...これは危険の多いヘテロドックスのやり方である...
寺田寅彦 「案内者」
...結局ニュートン自身が彼自身の方則を理解していなかったというパラドックスに逢着(ほうちゃく)する...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...このパラドックスを解く鍵(かぎ)はどこにあるかというと...
寺田寅彦 「備忘録」
...これは必ずしもパラドックスではない...
寺田寅彦 「方則について」
...また「統計ほど嘘をつくものはない」という事は争われないパラドックスである...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...というパラドックスを敢えて掲げたいと思う...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ああパラドックスをやたらに無節度にベタベタと並列させられては要するに凡てのパラドックスが平均されて了って...
戸坂潤 「思想としての文学」
...夫が小林式パラドックスとなる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...第一彼にとってはパラドックスは「眩暈」としてしか影像されない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...」眩暈のこうした定着の仕方が彼のパラドックスの意味である...
戸坂潤 「思想としての文学」
...――パラドックスでうまく行かなければ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...三木の表現をオルソドックスなものに持続さしたと...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...そのオーソドックスを固めたのである...
中井正一 「美学入門」
...広い意味において極めてオーソドックスな物理の大道を行ったものである...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...しかし岸田國士氏がオーソドックスなら横光利一氏がヘテロドックスのちがひがある...
淀野隆三 「横光さんと梶井君」
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