...かつてはインディアン族のトーテム〔世襲的に礼拝し...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この抑圧は人類の歴史を経るに従って一つの錯綜――オイディプス錯綜――を産んだというのである(デュルケム等によって明らかにされたトーテムも亦フロイト主義によれば...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...と云うのはなぜ種は特に民族であり血液共同体であり又トーテム其の他であるのか...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...云わばこのトーテム的範疇は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...オーストラリヤ東半部土人の原始社会のトーテム生活に於ける宗教的社会的必要が...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...本來は一種のトーテムであつたとしても...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...トーテム崇拝に由来するのであると...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...殊に小寺氏のトーテム説に至っては...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...原始社会はトーテムとかタブーとかにより極度に束縛せられる...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...僕はこの二三日フロイドのトーテムとタブウを読んでるが...
原民喜 「霧」
...トーテム模様を織り出した草織のガウンを着て...
牧野信一 「ゾイラス」
...私の笑ひの面は嘆きとも笑ひともつかぬトーテム・ポールのカラス面の一種であつた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...狼を族霊(トーテム)とする部種また少なからぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...前田利常(としつね)の幼名お猿などあるは上世これを族霊(トーテム)とする家族が多かった遺風であろう...
南方熊楠 「十二支考」
...それから豺のトーテムだ...
宮沢賢治 「疑獄元兇」
...トーテムとかタブーとかいう原始宗教的な規律で...
矢部貞治 「政治学入門」
...かえっておとなしく青黒いトーテム・ポールのように建物の蔭に突っ立ち...
山川方夫 「愛のごとく」
...彼の名をアラスカ名物のトーテム柱の上に更に幾段も高く刻みつける程の手柄であつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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