...あごを胸につけてトットと公園の方へ歩いた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...小林君が尾行するのを、知っているのか、知らないのか、男は、あとをも見ずに、トットと、歩いていきます...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...まったくおなじ顔の、おなじ服装の、ふたりの少年が、二―三十メートルをへだてて、トット、トットと、いそぎ足に、歩いているのです...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...振るっているのはホッテントットの用いる三弦の弦楽器にガボウイというのがあり...
寺田寅彦 「日本楽器の名称」
...どこへ行くにも一人でトットと出て行くんでございます」「貴様が手形をもっておらんというのがどうしても怪しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...トットと早足に行ってしまう有様は...
中里介山 「大菩薩峠」
...トットトットという川のどよめきに清二はびっくりしたように眼をみひらいた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...町奉行の役宅の塀についてトットと坂下門のほうへ駈けながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...駕籠のあとについてトットと駈けだす...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ホッテントット人これを見れば...
南方熊楠 「十二支考」
...トットは通常人身朱鷺(とき)頭で現じたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...法律の印したる鳥羽と死人の心臓が同じ重さなるを確かめてこれを親分のトットに報ずるところだ...
南方熊楠 「十二支考」
...ホッテントットとかピグミイ族といったような未開人の間に...
三好十郎 「恐怖の季節」
...足元から鳥が立つみてえに……(これもトットットッと走りくだる)壮六 おっとっとっと! ハハ! ああい...
三好十郎 「樹氷」
...オットット――(ついでもらって...
三好十郎 「樹氷」
...瓦礫の上をトットットットットッと行く...
三好十郎 「樹氷」
...そのトットットットという靴音)あの――ちょっとごめんなして...
三好十郎 「樹氷」
...日本人はホッテントット以下の人種になってしまったらしい...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
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