...札幌(さっぽろ)のある大きなデパートメント・ストアの臨時出店が開かれようとしている...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...しばらく歩いて例のデパートメント・ストアの出店の角(かど)近くに来ると...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...恰(ちやう)ど婦人(をんな)客が百貨店(デパートメントストア)の帰途(かへり)にいつも感じるやうに……...
薄田泣菫 「茶話」
...デパートメント・ストーアへ裂地(きれじ)を捜しに行ったものでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...後年のデパートメントストアの予想(アンチシペーション)であり胚芽(エンブリオ)のようなものであったが...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...太郎はあるデパートメントストアーへ出ているという夫婦暮らしの家へ...
寺田寅彦 「子猫」
...その一つの証拠にはどこのデパートメント・ストアーでもちゃんと書籍部というのが設けられている...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...こういう意味でデパートメントストアは一つの公園であり民衆の散歩場である...
寺田寅彦 「夏」
...五上野(うえの)のデパートメントストアの前を通ったら広小路(ひろこうじ)側の舗道に幕を張り回して...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...景気の好いのは君の事だ」彼の新調はどこかのデパートメント・ストアの窓硝子(まどガラス)の中に飾ってある三(み)つ揃(ぞろい)に括(くく)りつけてあった正札を見つけて...
夏目漱石 「明暗」
...直(す)ぐそばの百貨店(デパートメント)の窓飾の中から飛出したような...
野村胡堂 「眠り人形」
...デパートメントの色彩で...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...一大デパートメントストアを形造るような町の状勢...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...「二人は一緒に町を歩いてゐた……それからデパートメントストアに入つた……そこで彼女はショオルか半襟(はんえり)かを良人の兄に買つて貰つた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...三階コンクリート建の国営デパートメントの大きい硝子窓がある...
宮本百合子 「「鎌と鎚」工場の文学研究会」
...彼等がデパートメントストアを田舎者の店と云うのはこの理由である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...眼を驚かす眼医者今一つこれも全国的に名を知られている或る百貨店(デパートメントストア)では...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...欠損の主因はファーニッシング・デパートメント仕入の際...
吉行エイスケ 「新種族ノラ」
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