...主(テーゼ)と客(アンチテーゼ)とが相對して可なり才走つた會話を交換してゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自然的(之が何を意味するかは後にして)という性格を有っていた処の世界・テーゼ・立場はなる程消滅しはしないが――それは「括弧に入れ」られるに過ぎない――...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...夫がファシズムのテーゼで重大な役割を占める処の国家とか国民とか民族とかいう情緒的な範疇と...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...併し人々は何故いきなりカントのテーゼに立つことが出来...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...仮に夫が同じテーゼに終っても...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...少なくともマルクス主義的テーゼに対しては単に儀礼的なウィンクを送るに止まるようになった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...互いに相容れない二つのテーゼを平気で並べておいて顧ないということを...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...テーゼ・命題でなくてはならぬのは尤もだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...常識に普通な相反する二つのテーゼの雑居...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...何かマルクス主義のテーゼの一つでもあるように和讃されたことだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...マルクスの例の二つのテーゼからは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...この遊離のアンチテーゼとしてあらわれる類型がここに最後に残ってくるのである...
中井正一 「知識と政治との遊離」
...これは今日国際的に新しいテーゼが出て...
野呂栄太郎 「加藤正宛書簡」
...三二年テーゼを充分読まれることはもちろん...
野呂栄太郎 「加藤正宛書簡」
...(このことは三二年テーゼの正しい理解を徹底さす必要を決して排除するものでありません...
野呂栄太郎 「加藤正宛書簡」
...そこで「文芸戦線」第四巻第二号のテーゼ中「社会主義文学の芸術価値」の(一)の前半「吾々は芸術家である前に社会主義者でなければならぬ」といふ提言は意味をもつ...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...だが未来をシンテーゼとして片付けてしまうには...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...永久に有限的な無限のシンテーゼを矛盾の中に探し求めるところの...
槇村浩 「華厳経と法華経」
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