...星はゆるいテンポでゆらりゆらりと静かにおどっている...
有島武郎 「或る女」
...改めて先生は初めから緩やかなテンポで...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...急テンポで於福行乞...
種田山頭火 「行乞記」
...アレグレットのテンポで...
寺田寅彦 「病院風景」
...一景平均五分程度という急速なテンポで休止なしに次から次へと演ぜられる舞台や茶番や力技は...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...音楽のほうでは1と4が急テンポである事自身がまたわれわれにおもしろい問題を提供するのであるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...現在の加速度的なテンポで進歩して止む処を知らない科学の知識によって書き改められるべき時に到達しているのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...近頃急テンポで若菜と親しくなった...
野村胡堂 「音波の殺人」
...東京が江戸を殺して中性的な東京語をつくったのよりもっと手早いテンポでもって...
服部之総 「望郷」
...そうした動作の全体がゆっくりしたテンポで行われるので追跡しているような様子は少しもなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...さういふ人たちの倍テンポでやってゐるのだと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そして日本の社会としての弱点は大変のろいテンポでしか克服されない...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...けっしてそれと同じ急テンポで...
宮本百合子 「現代の主題」
...五ヵ年計画が四年で完成される程のテンポで進捗するにつれ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...急テンポで農民作家の階級的認識を追い越しつつある...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...政府によって言明された大量馘首政策が比較的ゆるやかなテンポで行われているのも勤労階級の組織力によっておされているからです...
宮本百合子 「国際民婦連へのメッセージ」
...それも恐ろしく早いテンポで爛熟して来たこの末期相文化は社会史的にみても危険でさえある...
吉川英治 「文化の日」
...そうした一切が鉄道式のテンポで運ばれるのだ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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