...四つ辻へ来ると手に持つた洋杖(ステツキ)なり蝙蝠傘(かうもりがさ)なりを真直に立ててみてそれが倒れる方へ歩き出す事がよくある...
薄田泣菫 「茶話」
...木片の文字がハツキリと紙に印刷されてゐるので...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...大きいブリツキの盤がある...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...竟に一本の仕込のステツキ三兩にて賣り付けられて...
内藤湖南 「寧樂」
...シヤツキリ――かア」私も女房に別れてより茲(ここ)に五年...
中原中也 「散歩生活」
...その予想がハツキリと肝に銘じてゐるのでなければ...
中原中也 「撫でられた象」
...ハツキリと此の病気は癒らないのだからと...
中原中也 「亡弟」
...第十三番はレヴィツキー(この十三番をブゾーニのひいた旧コロムビア・レコードはいわゆる珍品だ)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...チヨツキのかくしからつまみ出したライタアに巧みに火をともした...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...十二武一がラツキイを駆つて...
牧野信一 「南風譜」
...ピアノの音がハツキリと聞え出しました...
槇本楠郎 「文化村を襲つた子供」
...ゴロツキは喧嘩上手であったばかりでなく...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...商人にも見ることのできないゴロツキ肌なところがあった...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...女房は始めてツァウォツキイと知合いになった...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...」ツァウォツキイはこう云って...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...押丁共は返事の代りに足でツァウォツキイを蹴った...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...ケシネツツキ飯米を貯蔵用に精げておくことをケシネスル(久留米方言考)...
柳田國男 「食料名彙」
...彼は理想派のトロツキストが必ず近い将来に於てスターリン派の行動と衝突を来し...
横光利一 「旅愁」
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