...それは大きいダイアモンドを嵌めた...
芥川龍之介 「三つの指環」
...ところがその指環のダイアモンドは毒薬の気を感じさへすれば...
芥川龍之介 「三つの指環」
...大粒のダイアモンドといえども握飯一つに如(し)かない場合があることを知らない...
種田山頭火 「物を大切にする心」
...ダイアモンドを見たあとでガラスの破片を見るような気がした...
寺田寅彦 「映画時代」
...反対に金もダイアモンドもことごとく石塊とすることもある...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...たとえば極上等のダイアモンドや水晶はほとんど透明である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...ダイアモンドの地層の上にきららめく真夏の夜々の涙かや...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...金剛石(ダイアモンド)は人の心を奪うが故(ゆえ)に人の心よりも高価である...
夏目漱石 「虞美人草」
...ダイアモンドよりも貴(とうと)かった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...丁度ダイアモンドが硝子に觸れるとそれを傷つけずにはおかないやうに...
堀辰雄 「聖家族」
...そして彼女は自分の母のダイアモンド屬の美しさを所有しようとはせずに...
堀辰雄 「聖家族」
...そのダイアモンドの心臟はごく僅かな接觸には反應しなかつた...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...他のダイアモンドが必要だつたのだ...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...またダイアモンド會社で...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...小指にダイアモンドをキラつかして...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...若い婚約者たちが婚約指環(ダイアモンド)を何かのはずみになくして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お母さんというひとの武骨な指にダイアモンドが輝いています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたくしがダイアモンドを盗んだと思はれてゐるのでありますか...
ジユウル・クラルテエ Jules Clarete 森林太郎訳 「猿」
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