...テエブルの上のコップにはセロリイが何本もさしてあった...
芥川龍之介 「三つの窓」
...――セロリの香りじゃない」「ああセロリ...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...主食は作らず、玉葱、トマト、胡瓜、キャベツ、レタス、セロリ、種子用ビール麦などを栽培しているのである...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...あるいはレタスとセロリのサラダであって...
中谷宇吉郎 「サラダの謎」
...セロリ、ショウガ、トリカブト、ゲンチアン根、シナモン、アヘン、ツジャ、タケ、コウマの足、スミレ、燃やしたカメの甲、粘土錠、など...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...川口と三益がビフテキとセロリの生を食ってる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それからホテルのグリルで、セロリスープ、ソールがないので平目、チキンクリーム...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...マスターゐて、「任して下さい」と、先づ、ポタージュは、セロリ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...セロリのついた野菜の皿に向っている最中...
堀辰雄 「晩夏」
...いつまでもなんだか口の中に残っているセロリの匂を気にしながら...
堀辰雄 「晩夏」
...これには一つの説話があれども今は略する)といっていたが今日ではセロリ(Celery)といって西洋野菜の一つとなっている...
牧野富太郎 「植物記」
...あるいはセリに使いあるいはセロリに使うべき字面であって...
牧野富太郎 「植物記」
...菫(芹) セロリ(オランダミツバ)菫菜(芹菜) セロリ(オランダミツバ)菫菫菜 スミレの一種である...
牧野富太郎 「植物記」
...セロリにもこうした奇談があるのは面白いではないか...
牧野富太郎 「植物記」
...セロリー少々を入れて塩をホンの少し加えて鍋の蓋(ふた)をして弱い火で四時間ばかり煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...翌日(あくるひ)凝汁の上へ浮いた脂(あぶら)を綺麗に取って玉葱と人参とセロリーとを入れて玉子一つを割って入れて掻(か)き廻(まわ)して弱い火で蓋(ふた)をせずに一時間半以上煮ると透明なスープが出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...アンリエットの折るセロリの匂いが白い卓の上に漂っている中で...
横光利一 「旅愁」
...匂いの強いセロリの茎をぽきりと折って...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索