...僕は「最もスマートな山男」だそうだが...
石川欣一 「可愛い山」
...スマートな服装(なり)で...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...背が高くて、スマートな、好ましい姿だ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...檣柱(マスト)も船体(ハル)も全部白塗りのスマートな三人乗りだ...
大阪圭吉 「死の快走船」
...スマートな姿体で夜目にも鮮かに車窓を掠(かす)め去る...
大阪圭吉 「白妖」
...末端にきれいなカフスとスマートな濃いねずみ色の手袋をつけているのがわかつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...後者の尖鋭なスマートな刺戟の代りに前者にはどこかやはり古典的な上品な滋味があるような気がする...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...鈍重なスコッチとスマートなロンドン子と神経質なお坊っちゃんとの対照が三人の俳優で適当に代表されている...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...若いスマートなトルコ人の煙草売(たばこう)りであった...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...堂々とした鬚を立てた先生等の中に交つた此の白面無鬚の公子の服装も著しくスマートなものであつた...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...スマートな機械と偉大な肉体との対照は...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...たいへんにスマートな身なりをしたその紳士は...
久生十蘭 「キャラコさん」
...贋ものの日の出に照らされたスマートな軍艦にそっくりだが...
久生十蘭 「だいこん」
...動作のスマートな点があまりにきは立つてゐるので眼を見張らずには居られなかつた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...スマートな旅行服の青年が颯爽(さっそう)と這入って来た...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...二十二三ぐらいのスマートな青年ボーイが突立ったまま凭(もた)れかかってコクリコクリと居睡(いねむ)りをしている...
夢野久作 「人間レコード」
...ただ一人若い医者らしいスマートな男が...
夢野久作 「冥土行進曲」
...そういえばこの船がスマートな流線型であるのは...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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