...僕は秦皮樹(とねりこ)のステッキを挙げ...
芥川龍之介 「蜃気楼」
...ステッキを海中へ投げこもうとした...
海野十三 「太平洋魔城」
...ちょうど手品師の持っているステッキのように...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...香取さんがこしらへた鳥冠(とりかぶと)の握りのついた太い籐のステッキを手にして構へた...
小穴隆一 「二つの繪」
...そのステッキの位置を動かさなかった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...ステッキにすがって静かに目をつぶると...
相馬泰三 「六月」
......
高木貞治 「回顧と展望」
...窓から鞄とステッキを斎藤氏に手渡しながら...
太宰治 「正義と微笑」
...藤蔓(ふじづる)の杖(ステッキ)をついて...
田山花袋 「蒲団」
...何か役に立つ証拠でもあるんですか?」ヴァランタンは竹のステッキを折らんばかりに癇癪をおこした...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...もっともステッキに限らず大概の国産商品がそうであり...
寺田寅彦 「ステッキ」
...モンパルナスが手に持ってたステッキを取り...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...同時に敬太郎は先刻(さっき)給仕に預けた洋杖(ステッキ)を取って来るのを忘れた事に気がついた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ステッキで歩道を突っつきながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...一本のステッキがある...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...いきなりステッキば引っこ抜いてぶち斬ろうというだから!乙 どうしたもんだろか...
三好十郎 「斬られの仙太」
...」「このステッキはOの所有だね...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...ステッキを腕に掛けた島さんが...
山本周五郎 「季節のない街」
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