...蒸気(スチーム)の使いかたもなかなか巧みになり...
上田広 「指導物語」
...中に入つて見るとスチームが通つてゐた...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...部屋にはもうスチームが通って愈々(いよいよ)暖かだ...
高浜虚子 「丸の内」
...日夜絶えず蒸氣(スチーム)で暖めた外國の居室の心持を思ひ返さずには居られない...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...此処(ここ)はスチームも通っていないし...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...煖房(スチーム)でほどよく暖められた社交室のなかは...
久生十蘭 「キャラコさん」
...今朝スチームが通り始めた時間を調べると...
久生十蘭 「魔都」
...すぐその傍をスチームの管が通っているからで...
久生十蘭 「魔都」
...ダンスチームの宿へ遊びに行き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いつのまにかスチームが止まって...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いゝあんばいにスチームも統制で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ダンスチームの子らが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...やっとこさ話の出来(でけ)る処(とこ)まで来た」「まったく……あのスチームの音は非道(ひど)いね...
夢野久作 「オンチ」
...どんなに大きな声を出したってスチームの音で消えちまうんだから...
夢野久作 「オンチ」
...その西村の顔をジロリと見た貴様が……イヤ……三好だっけな……スチームが一パイ這入ってれあここで鵞鳥を絞め殺したって...
夢野久作 「オンチ」
...しかし林技師の雄弁丸は物ともせずにグングンスチームを上げて行った...
夢野久作 「近世快人伝」
...硝子(がらす)が一面にスチームで露っぽくなっていたから...
夢野久作 「ココナットの実」
...ヤット一週間目に蒸汽(スチーム)を入れるところまで漕(こ)ぎ付けたんだが...
夢野久作 「焦点を合せる」
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