...『こんな騒ぎがリスボンに起つて、ポルトガルの高い山々が揺れてゐた間に、モロツコ、スエズ、メキネズなどといふアフリカのいろんな都市が顛覆されて了つた...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...スエズから古倫母(コロンボ)に至る十日十六時四十分の紅海横断...
谷譲次 「踊る地平線」
...スエズ運河で沙漠の嵐(あらし)に遭(あ)っただけでした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「スエズ」などがあった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかしてひとたびスエズ地峡開鑿(かいさく)の大事業の一八六九年に成就したる以上はカルカッタはおろか東洋の極端なるわが日本にすら四十日内外にて達するを得べし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...紅海からスエズ地峡を抜け...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...スエズを“overland route”で連絡しながら...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...スエズ運河が開通する...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...スエズからピラミッド見物に行ったらどうだと...
久生十蘭 「川波」
...蘇士(スエズ)から上陸して蒸気車に乗て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...けれども今度は蘇士(スエズ)に上(あがっ)て始めて鉄道に乗り...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...『不毛の州、換言すれば植物の少い州では、種族は、スエズの沙漠、紅海の沙漠、及び大沙漠地方の奥地の如くに、弱体であり非常に離れている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...実はスエズなんです...
夢野久作 「女坑主」
...ドイツへ行く留学生に化けてスエズで降りまして...
夢野久作 「女坑主」
...序(ついで)のことにスエズ運河の堰堤(えんてい)を毀(や)ってしまおうじゃないか...
夢野久作 「女坑主」
...一度び船がスエズに入港してカイロ行の団体を募集したときから...
横光利一 「旅愁」
...妻はもうスエズを東へ越えて居た...
與謝野寛 「素描」
...午前四時頃シナイ山(ざん)らしい山を右舷に望んだ其(その)日の夕暮に蘇西(スエズ)の運河へ這入(はひ)つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索