...シンパシーには、同情という性質がある――打ちひしがれた人々、悩み苦しむ人々への哀れみとして、その苦しみにある人々を癒したり助けたりしたいと思う...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...芥川が左翼の人のシンパであつたかどうか僕にはわからない...
小穴隆一 「二つの繪」
...「あんたもその左翼崩れの仲間かい」「僕はシンパ程度だったんですがね」と風巻は言って...
高見順 「いやな感じ」
...乏しい自分なぞまでシンパにして大に勇猛果敢に活動した闘士がこの栗原とはどうしても思へなかつた...
武田麟太郎 「現代詩」
...文字通りの意味でのシンパシーまたミットライドとはこんなのを言うのかもしれない...
寺田寅彦 「破片」
...シンパ網の中心として挙げられたことは有名である...
戸坂潤 「社会時評」
...シンパ事件で之も一時やめねばならぬようになった時...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...おかげでシンパも減ったろうが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...主としてインテリ層の間に全国的に多数のシンパ嫌疑者を出したが...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...むしろ、そういう見学は避けた方がよろしい、避けしめるのが、先輩のつとめというものだが、ここで嗾(けしか)けるようなことを言う関守氏は、その言葉つきからしてわざと下品に砕けて、「行くなら行ってみな、資本(もとで)としてはたんともねえが――ここに二十両ある」胴巻ぐるみ、百の前へ投げ出したのは、いよいよ怪しからぬことで、行って見ろと嗾けた上に、資本金までも供給するのですから、シンパ以上の、むしろ共謀に近いほどの不逞(ふてい)なのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...シンパイサウニ シテ ヰル ミンナノ カホヲ ミマハシテ イヒマシタ...
新美南吉 「ガチヨウノ タンジヨウビ」
...シロイ テフテフハ シンパイサウニ...
新美南吉 「ツイテ イツタ テフテフ」
...ドコカヘ ニゲテ イツテ シマツタノデハ ナイカシラト シンパイデ タマリマセンデシタ...
新美南吉 「ナガレボシ」
...もう単なるシンパではなかった...
服部之総 「志士と経済」
...これに反してシンパンジイは老年になつて意地が悪くなる事もあるが...
ジユウル・クラルテエ Jules Clarete 森林太郎訳 「猿」
...小さいシンパンジイを連れてゐた...
ジユウル・クラルテエ Jules Clarete 森林太郎訳 「猿」
...「シンパイナシ、リクチヲユク」と、家の母へ、途中から電報したとも聞いている...
吉川英治 「随筆 新平家」
...和田新発智(ワダシンパチ)...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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