...仕方なしに歯朶(ネコシダ?)を五六本持つて戻つて活ける...
種田山頭火 「其中日記」
...次いで其槍さしのべて*ケルシダマスの戰馬より降るその時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今ちょうど満開のハリエニシダの花が...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...鮮やかなハリエニシダの咲く茂みがあり...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...オレハ隠居ヲシテ早ク死ンダガマシダ...
中里介山 「大菩薩峠」
...白い羽根をシダのように垂れさげているのですかね...
林芙美子 「新版 放浪記」
...窓・花壇のスミレやシダ越しに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...土手は濃緑色のシダが密生し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...でも花々やシダ類が優雅に包んでくれる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...銅製の長大な喇叭(ビウレ)、太鼓(ケンゲルゲ)、銅鑼(ハランガ)、法螺貝(ビシズンガル)、笛(ビシダル)、その他、ツァン、デンシク、ホレホ、ツェリニン等、珍奇な楽器を抱(かか)えた盛装の軍楽隊の一団が練り込んで来て、耳を聾する音楽が始まる...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...ヒガンザクラ(縮図)ウバ彼岸から園芸的に変って出来たものにシダレザクラ...
牧野富太郎 「植物記」
...ウバ彼岸が母種でシダレザクラがその変種なのである...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわちホングウシダの名は本来の品に還えして名実相称わしめ「リンドセーア」属のものにはニセホングウシダの新名を下してその帰する所を明にした...
牧野富太郎 「植物記」
...ブラシダスの母アルキレオニダがその息子を失って悲しんでいるのを慰めて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...シダすなわちシラと謂って通じたのかと思う...
柳田国男 「海上の道」
...その又二番は「馬のシダ」と呼び...
柳田國男 「食料名彙」
...男鹿半島の馬のシダに當るものだが...
柳田國男 「食料名彙」
...それはハシダテといえば梯(はし)を立てたような嶮しき岩山をいうのが常のことで...
柳田國男 「地名の研究」
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