...『明朝早くポウト・サイドに着きますが...
谷譲次 「踊る地平線」
...リングサイドノ奥サンノ右隣ノ席ガ二ツ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...不つりあいな日本文字のサイドタイトルなどをつけられるよりも...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...それまでは筋骨逞ましいサイドが赤いタルブシュ(トルコ帽)をかぶって鞭を持って傍に付いていたので寄りつかなかった彼等が...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...側(サイド)机も置電灯(スタンド)も...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ボーイ長は、その時、鉄のサイドが、同時に彼のベッドの一方である、その寝箱の中で、海のものとも山のものともつかない傷と、病(やまい)とのためにうなっていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...サイドに尾羽をすりつけながら...
久生十蘭 「春の山」
...ベッド・サイド・ランプをつけたまま眠っていた...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...塗料を被(き)たサイドの板にめり込んでいた...
牧逸馬 「運命のSOS」
...赤と緑のサイド・ランプは肉眼ではっきり見てながら...
牧逸馬 「運命のSOS」
...N女(Bの令妹)を徒歩にて帰らしめBの側車(サイドカア)に搭乗して病院へ送らる...
牧野信一 「五月のはじめ」
...クタクタになってかえって来てお茶を呑もうとしてサイドボードのところを見たら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...須貝 サイド、それもある...
森本薫 「華々しき一族」
...信二はスティックをサイド・ドラムにほうり投げた...
山川方夫 「その一年」
...サイドテーブルに四枚のチョコレートと灰皿とを置く...
山川方夫 「ロンリー・マン」
...「これが本人の所持品です」院長はサイド・テーブルの上にある物を指さした...
山本周五郎 「季節のない街」
...ポートサイドの雑貨店で働きまして連絡係をやっていたものですが」「まあ...
夢野久作 「女坑主」
...ポートサイドでレモンの皮のはいった塩水で嗽(うがい)をしてスエズ運河の両岸の夜景に挟まれて身の丈を長くした妾は天晴(あっぱ)れ一人前の女になったのです...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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