...生憎このレコードも亦求めて得られぬ恋に過ぎなかつたが...
阿部次郎 「帰来」
...再び蓄音機の傍によって音盤(レコード)をかけてみたのであった...
海野十三 「暗号音盤事件」
...やすい取引のレコードを作るというものじゃ――しかし金博士は...
海野十三 「地軸作戦」
...毎年一ぺんは手いれをしないとレコードは傷むし...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...蓄音器のレコードでやるのとはガラリと勝手が違ってしまって...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...という競技の優勝者ブーキンス君は六時間と十一分というレコードを取った...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...今のうちにこれらの滅び行く物売りの声を音譜にとるなり蓄音機のレコードにとるなりなんらかの方法で記録し保存しておいて百年後の民俗学者や好事家(こうずか)に聞かせてやるのは...
寺田寅彦 「物売りの声」
...私の最高レコードで...
直木三十五 「死までを語る」
...パデレフスキーのも良い記念レコードである(ビクターVD八一九八)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ニーベルンゲンの指環「ラインの黄金(こがね)」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏(たそがれ)」の四部から成るこの大楽劇のレコードは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ここに挙げるほどのレコードはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...レコードはストコフスキーがフィラデルフィア管弦団を指揮したのが決定的に良い(ビクターJD六〇一―三)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...サン=サーンスの外面的な美しさを知るには良いレコードだ(ビクターJD九二一―三)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ピエルネ指揮のコロムビア・レコードが挙げられる(J八三五六)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「待った」男爵はコードを引っ張って止め乍ら...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...レコードかけたりしてるうち大西が来たので揉ませながら書き出した...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それらの中でやはり特記しておいていいのは今日の漫才をもっともインテレクチュアなものにした「ハムレット」のオフィリア狂乱の場なる掛け合いなんせんすを妖艶な支那服の似合ったよくユーモアを解する女流文筆家とレコードへ吹き込んだことだろう...
正岡容 「わが寄席青春録」
...枕元の豆スタンドから引離した黒絹の被覆コードをグルグルと首に巻付け...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
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