...最近誰かが音盤(レコード)をかけて鳴らしたらしく...
海野十三 「暗号音盤事件」
...女は店に出る前にきつと数枚のレコードをかけてきく...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...レコードの音に妨げられてはっきりとは聞き取れなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...蓄音器のレコードでやるのとはガラリと勝手が違ってしまって...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...和合(コンコード)の間と食堂との間の通路の処々方々に偶然にもみんなぶらぶらしていたのであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...忘れずに少時このレコードの音に耳を傾けてもらいたい...
寺田寅彦 「蓄音機」
...何のレコードだって構やしません...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...その島は毎土曜日のレコード・コンサートと講演を私に申込んで来ている...
中井正一 「地方の青年についての報告」
...此の人達はレコードといふと無闇と眉をひそめることであつた...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...フルトヴェングラー指揮の四種のレコードに限定しても差しつかえないものであろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...レコードはビクター黒盤のほかに挙ぐるほどのものはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...レコードも非常に多い...
野村胡堂 「楽聖物語」
...――又軍用金の徴発だろう」千種十次郎は卓上電話のコードを手繰(たぐ)って――こいつは用度掛から厳重に禁止されていることですが...
野村胡堂 「音波の殺人」
...レコード界の味気なさをつく/″\とこぼしてゐた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...酔っぱらった勢でこのレコードを没収して帰ったように思ったが...
宮城道雄 「レコード夜話」
...社会学上の大きなレコードだから……...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そしてレコード仕込みのブギウギやら与太を飛ばしたりしてお客のぼくたちに...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??