...レコードの音に妨げられてはっきりとは聞き取れなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...出來ない事だがあの笑ひ聲をレコードにとつておきたかつた』と後で申しました私共は照子の亡きあと時々何かの節に思ひ出して...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...全部のレコードを書くのは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...畢世(ひっせい)の大傑作「救世主(メシア)」の全曲に近いレコードを聴くことの出来るのは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ビクターの「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ協会」のレコードだけ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...フランス近代のものをかなりたくさんレコードしている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...中からは予期した通り放送や事務用に使用する吹込レコードが一枚...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...レコードに入って居るパッハマンの弾いたあの曲は不吉だと言われたものだ...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...レコードのことをレコート...
林芙美子 「お父さん」
...一番早い記録(レコード)だ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...レコードは全く商売にならぬ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...のち染井は東京レコードへも吹込んだ...
正岡容 「寄席風流」
...部屋の隅へ行ってレコードをかける...
森本薫 「華々しき一族」
...ここに持って来ております」と云う中(うち)に自身に提(さ)げて来た中位の箱鞄の中から新聞包みのコードを取出した...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...船の周囲(まわり)をグルグルまわってゆく蓄音器のレコードみたいに平べったい海を見まわしながら首をひねっていた奴なんで……その日も...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...最近に聞いたレコードの文句を夢うつつにハッキリと繰返す事実が...
夢野久作 「人間レコード」
...妓生の名は忘れたが東京へレコードの吹込みを頼まれて行ってから...
横光利一 「旅愁」
...そしてレコード仕込みのブギウギやら与太を飛ばしたりしてお客のぼくたちに...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索