...あのコンパクトに仕掛けて置いた時限爆弾は今日が十五年満期となるのじゃ...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...途端(とたん)にコンパクトが...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...「このコンパクトですがネ...
海野十三 「赤外線男」
...コンパクトを取り出して...
太宰治 「正義と微笑」
...黒繻子(くろじゅす)の帯の間からコンパクトを出して微醺(びくん)を帯びた顔の白粉(おしろい)を直してから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...林五君に・くもりおもたくつひのわかれか名古屋駅夜もなく昼もない地下室の人々車中うらうらここはどこだらう・おべんたうはおむすびをわけてたべておわかれ春風の汽車が汽車を追ひ抜く・関ヶ原は青葉若葉がせまるとトンネル・琵琶湖(ウミ)はまさに春こまやかなさざなみ・初夏のそよそよコンパクトにほふ暮れゆくビルのたかくも飛ぶは何鳥・街のゆうぐれ猫鳴いて逢ひに来たゆく春の夜の水のんで寝た五月十一日晴――曇...
種田山頭火 「旅日記」
...手提の中からあわててコンパクトを取出します...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...コンパクトで鏡をのぞいて...
林芙美子 「浮雲」
...娘のコンパクトが粉を散らかして置いてあつた...
林芙美子 「浮雲」
...買物袋からコンパクトを出して顏をうつした...
林芙美子 「暗い花」
...汚れたパフのついた和製のコンパクトが一つ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...4 「この分ぢや随分つもるでせうねえ」コンパクトで鼻の頭をパンパンと叩いてゐたせん子は思ひ出したやうに...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...コンパクトや口紅といっしょに...
久生十蘭 「だいこん」
...ジャンパーの胸のかくしからコンパクトをだし...
久生十蘭 「肌色の月」
...自分のコンパクトを貸したりしているのだ...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...お孫さんには結婚のお祝いをかねて、コンパクト、母さんにも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...コンパクトとは忘れるような事は決してないでしょう...
百瀬慎太郎 「案内人風景」
...高級なコンパクト...
山本周五郎 「季節のない街」
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