...沖縄の劇場でユタの事が演ぜられるのは妙なコントラストであります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...前者の平易性と後者の難解さおよび優雅さのように強くコントラストしている...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...よいコントラストをなしたであらうに...
太宰治 「人物に就いて」
...新緑の中に造花生花のさまざまの色彩がさながら絵のような対照(コントラスト)をなしたという...
田山花袋 「田舎教師」
...これはコントラストのせいであろう...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...さるにても湖畔に立つて見渡す所何といふ破屋! しかもコントラストに何といふ湖水の風致! いろ/\の思ひで知らず識らず垂れた頭をふりあぐると...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...エロティシズムは明らかに風俗(社会的リアリティー・社会道徳―風儀)とコントラストをなすもので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...淡くするかまたはコントラストを強くするべきか...
中井正一 「色彩映画のシナリオ」
...むしろコントラストを強くする場合...
中井正一 「色彩映画のシナリオ」
...影像のコントラストが悪くなるだけであって...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...この余色の隈取は色の対照(コントラスト)からくる網膜の錯覚からも起る現象であるが...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...客観的の句風に対してコントラストを示している...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...そしてあらゆる著るしいコントラストで...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...かつ最も著るしいコントラストである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...辨證法的コントラストの止揚によつて對立してゐるのが...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...――あの見るからに苦心慘たんとした「ユリシイズ」の作者とは良い對照(コントラスト)をしてゐる...
堀辰雄 「日付のない日記」
...ストーン氏のひょうきんな微苦笑とコントラストを作る淋しい...
夢野久作 「暗黒公使」
...世にも微笑ましいコントラストを作っているのであった...
夢野久作 「二重心臓」
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