...前者の平易性と後者の難解さおよび優雅さのように強くコントラストしている...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...コントラストの美しさを知つてゐるのかと思つて...
竹久夢二 「砂がき」
...新緑の中に造花生花のさまざまの色彩がさながら絵のような対照(コントラスト)をなしたという...
田山花袋 「田舎教師」
...さるにても湖畔に立つて見渡す所何といふ破屋! しかもコントラストに何といふ湖水の風致! いろ/\の思ひで知らず識らず垂れた頭をふりあぐると...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...矛盾とコントラストを渇望するヒステリイじみた欲望が頭をのぞける...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...影像のコントラストが悪くなるだけであって...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...この余色の隈取は色の対照(コントラスト)からくる網膜の錯覚からも起る現象であるが...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...かつ最も著るしいコントラストである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...対照のコントラストに於て知っているだろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それほど鮮明なコントラストを見たことがない...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...佳いコントラストを為した...
羽志主水 「越後獅子」
...勝ったものと負けたもののコントラストの間を...
久生十蘭 「だいこん」
...動物的な生命力をむきだしにしてすさまじいコントラストを見せ...
久生十蘭 「黄泉から」
...それが私の沈んだ心臓と良い対照(コントラスト)をした...
堀辰雄 「旅の絵」
...――あの見るからに苦心慘たんとした「ユリシイズ」の作者とは良い對照(コントラスト)をしてゐる...
堀辰雄 「日付のない日記」
...主人公のところに東京のひきさかれた生存の頽廃があるというコントラストだけがとらえられても...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...この柱と異様なコントラストをなしていた...
森鴎外 「カズイスチカ」
...そして興味津々たるコントラストを見せている事を否定する訳に参りませぬ...
夢野久作 「鼻の表現」
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