...水夫は、賢吉君をだきあげて、なんのくもなく、その大ダルの中へおしこみ、上からふたをして、ポケットから、とりだしたクギとカナヅチで、コンコンと、うちつけてしまいました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...コンコン」と鳴(な)きました...
豊島与志雄 「人形使い」
...コンコンカラカラコンコンカラカラと...
中里介山 「大菩薩峠」
...少年 (咳をする)コンコン...
新美南吉 「ラムプの夜」
...コンコンコン...
新美南吉 「ラムプの夜」
...釣ろか 釣ろかサーラ コンコンサーラ コンコン子狐を釣ろか...
野口雨情 「未刊童謡」
...女が願事が叶ふといふ禁呪(まじなひ)のおコンコン樣を捨てゝ行くのは容易ぢやない」平次の明察は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...器用なことをするおコンコン樣だね」「王子が近いから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...餘つ程間拔けなおコンコン樣で」八五郎は前褄(まへづま)を直して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...急にコンコンと小さいセキをしながら...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...コンコンと二つノックした...
平林初之輔 「秘密」
...コンコン!淡月が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...近所の子供はコンコンのおじさんと呼んでいる...
三木清 「思索者の日記」
...コンコンチキチコンチキチの囃子(はやし)で...
柳田国男 「山の人生」
...キウリ(コンコンブル)やナス(オオベルジイヌ)に割箸を刺してそれを馬につくる...
山川方夫 「ジャンの新盆」
...チェーコンチェー……チェーリウコンコンジャンコンチェー……じゃんすいじゃんすい...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...場末街(まち)らしい小さい床屋に黄色くなつた莢隠元(アリコ・エル)や萎(しな)びた胡瓜(コンコンブル)の淋しく残つた八百屋...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...さて四人の勘定が三十円ぢかくになつたのは露西亜のコンコンブル(胡瓜)のサラダを注文した為めであつたと解つて...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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