...僕の通っていた第三中学校も鉄筋コンクリートに変っている...
芥川龍之介 「本所両国」
...これほど豊富な感情がコンセントレートすることは出来ない...
石川欣一 「可愛い山」
...コンクリート塀のまわりを...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...コンクリートの門をくぐって明るい灯台の構内へ入った...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...コントの同時代者マルクスが肯定の内に否定を見た処のものに...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...可能的運命がコンスタントであっても現実的運命は可変的なのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...児童を横のコンクリートの建物の中に避難させなかったのは明らかに校長の失態だ...
戸坂潤 「社会時評」
...グラン・コンバン(四三一七米)などの俊峰が聳立するので...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...割れたコンクリートの窪(くぼ)みには死の異臭が罩(こも)っていた...
原民喜 「鎮魂歌」
...彼女の自白(コンフェッション)によって...
久生十蘭 「地底獣国」
...その他の部分も少し休養させなくては護謨(ゴム)が伸びてしまう」とコン吉がいうと...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...老朽のコンケラアとトリコロールなど問題でない...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...心理学上の識覚(コンシアスネス)について云って見ても、識覚に上らぬ働き(アンダー、コンシアス、ウオーク)が幾らあるか知れぬ...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...ジャクソンの『コンカン民俗記』八四頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...結局は世界の九割を占めている善良なコンモンピープル――つまり人民――勤労者と言ってもいいです――それと反対の側に立つわけにはゆかないと言っているまでです...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...はたして国民中の零コンマの零々何パーセントあろうか...
柳田国男 「雪国の春」
...時計のセコンドと睨み合せつつ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...コンゴーのカッサイ・サンクル地方で...
和辻哲郎 「アフリカの文化」
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