...神社の前にあるコマイヌのように...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...彼ガソコマデデ蹈(ふ)ミトドマッテクレレバヨイガ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...この固定された「図式空間」であるフィルムのおのおののコマが連続して...
中井正一 「美学入門」
...それは高速度、コマ落し、逆回転、二重うつしで植物の時間の中にも入っていければ、また時間逆行の視野をも捉えることができ、また弾丸と一緒に飛ぶことも、宇宙線のあとをトレースすることもできるのである...
中井正一 「美学入門」
...その一コマは喜びを運んでいる...
中井正一 「物理的集団的性格」
...コマシャクれた厭な餓鬼(がき)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...人がそれに不快を感じて何かヘコマすやうな事を云ふと誰も呶鳴(どな)りもしないのに「まあさ...
長與善郎 「青銅の基督」
...貧し氣な浮世劇の一とコマでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな二銭のコマで停滞する事は止(や)めて下さい...
林芙美子 「新版 放浪記」
...――ビョウキシテ、コマッテ、イルカラ、三円クメンシテ、オクッテクダサイ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...コマツナギには藍分がない...
牧野富太郎 「植物記」
...ギリシアのドラコマイ(視る)に因(ちな)んで...
南方熊楠 「十二支考」
...コマ……讀み方や書き方を思い出すわね? なんしろ...
三好十郎 「肌の匂い」
...」コレニハ玉ネギサンモコマリマシタ...
村山籌子 「迷子ノジヤガイモ」
...易しい言葉をふやそう私たちの子供の時分は「ハト・ハタ・タコ・コマ・マリ」の教科書のもう一つ前のことであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...オコマサマの社は里に多くあり...
柳田国男 「遠野物語」
...ふたたび梯子口(はしごぐち)からコマねずみのようにそッと顔をだした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...恐々(こわごわ)何枚かの銅貨を手にしてそっと仲間のコマと一しょに張ることも覚え...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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