...そしてシバの都に自分の国も忘れてうかうかと時を過してゐたコマギイナの王の所へ駈けて行つた...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...駒形(こまかた)は僕の小学時代には大抵(たいてい)「コマカタ」と呼んでゐたものである...
芥川龍之介 「本所両国」
...春の最初のスズメ! 一年は前よりもさらに若い希望ではじまるのだ! 半ば露(あら)わになった湿った野のうえに聞えるアオコマドリ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ニューイングランドの夏の日の終わる夕方のコマドリよ! 彼がとまっている小枝を見いだすことができたら! わたしはその彼を...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
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竹久夢二 「コドモノスケッチ帖」
...そして縦繁(たてしげ)の障子の桟の一とコマ毎に出来ている隈(くま)が...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...「折角ソコマデ習ッタノニナゼ止メタンダネ」「ダッテ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...文化映画における植物を写す場合のコマ落し...
中井正一 「美学入門」
...昭和三十三年六月六月一日(日曜)晴梅田コマスタヂアム千秋楽...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...新宿のコマの舞台稽古もあり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...梅コマの方がしまってゐたし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...しかしその樗とその一名なる臭椿とはその字面は正しいけれどそのフリガナはとても滑稽でそれがオドケ話ならば別に尤(とが)むべきものでもないが史実上の問題としてであって見れば実はこんな間違ったフリガナをして貰うては大いにコマル訳である...
牧野富太郎 「植物記」
...ウズベック族とその被支配者たるトルコマン族とは絶えず争っている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...さりとて余りのコマ鼠の遑しさで(心の...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...意味のハッキリしない現実のコマギレだけを並べても芝居にはならぬからだ...
三好十郎 「冒した者」
...エントコマップのある農家の主婦は...
武者金吉 「地震なまず」
...コマ鳥や、何鳥や、その折、見せられた鳥は、名も忘れてしまつたが、話だけは、今も覺えてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...その後コマンチ紀に地球が最初の大規模な身悶えを起こした時...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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