...胸には白く十字を現したダネブログ勲章のコマンドル章を佩(お)びられたところもさっきのままであるし...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...そして縦繁(たてしげ)の障子の桟の一とコマ毎に出来ている隈(くま)が...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...「ソコマデ僕ガ負ブッテ行キマス」ト木村ガ云ッテ背中ヲ出シタ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...風呂敷包やら化粧鞄(かばん)やらコマコマした物がまだ二つ三つ残っているのを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「イヤ、ツイソコマデ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...また、このフィルムが回転数をかえることが出来ること、コマ落し、高速度、逆回転、二重写しが出来ることは、多彩な時間の創造を意味するのである...
中井正一 「現代美学の危機と映画理論」
...物質的影像である一コマ一コマを...
中井正一 「美学入門」
...それが両花道(はなみち)のきわまでつづき、またそれを一コマずつに、細い桟木(さんぎ)で仕切っていって、一コマが、およそ一間の四分の一に仕切られて、その中に四つ、または五枚の座蒲団(ざぶとん)が敷いてある...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...コマゴマした道具の音も冷たく心に感じながらも...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...五月八日(木曜)雨梅田コマ劇場初日...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...梅コマの方がしまってゐたし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ある日は豚のコマぎれをちりにして正蔵君は...
正岡容 「わが寄席青春録」
...ある種の映画のひとコマのようなところがある...
三好十郎 「胎内」
...ハヅカシイヤラデコマツテシマヒマシタ...
村山籌子 「迷子ノジヤガイモ」
...オコマサマの社は里に多くあり...
柳田国男 「遠野物語」
...「わッ」コマ鼠のようにキリキリ舞して...
吉川英治 「江戸三国志」
...工匠(こうしょう)が上下(じょうげ)する足がかりが棟(むね)のコマ詰(づめ)から角垂木(かどたるき)の間(あいだ)にかくしてあるもので...
吉川英治 「神州天馬侠」
...少なくともコマンチ紀中期以降不変であること...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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