...ハッと気がついて周囲(まわり)をキョロキョロと見廻すと...
海野十三 「崩れる鬼影」
...キョロキョロと部屋を見廻していた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...玉村君は、八幡さまの外がわの長い石がきの半分ぐらいのところまでくると、そこで立ちどまって、キョロキョロと、あたりを見まわしました...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...キョロキョロしながら出て来た本人の片方の耳環(みみわ)まで...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...眼の球をキョロキョロさせた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...四辺(あたり)をキョロキョロ見廻しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...奥にもここにも見えないようだが――」平次は四方(あたり)をキョロキョロ見廻しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四方をキョロキョロするでもなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼はただキョロキョロして家の裏を駈け回り...
宮崎湖処子 「空屋」
...……若宮は入って来るやキョロキョロと室内を見まわしてから私に向って夕刊を突き出す)省三 (その若宮から織子へ眼を移して)どうしたんです姉さん?織子 あの……(ふるえている)私 (夕刊を受取るが...
三好十郎 「冒した者」
...やがて急に目がさめたようにキョロキョロとあたりを見まわす)あの...
三好十郎 「胎内」
...戸棚の方をキョロキョロ見ていたが...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...わけの解らん敬四郎キョロキョロして居ます...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...半次耐らなくなって立ち上りキョロキョロ場内を見廻す...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...コートの上に投出された鞄を引っ抱えるとキョロキョロとそこいらを見まわした...
夢野久作 「オンチ」
...いつもオドオドキョロキョロしている種類の女であったが...
夢野久作 「少女地獄」
...そんな気持で本屋の店先をウロウロキョロキョロする組であるが...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...河岸(かし)に立って左右をキョロキョロと見まわしている...
夢野久作 「冥土行進曲」
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