...久しぶりのアルコールがキューッと浸(し)みわたった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...二つの、まっ黒な穴のような目、三日月がたに、キューッと、両はじのつりあがった口……、宇宙怪人です...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...キューッと三日月型に曲って...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...噂に聞いた三日月型の口がキューッと横に拡がって...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...キューッとしわをよせて...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...黄金の顔のくちびるがキューッと三日月形にめくれあがって...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...口が三日月形にキューッとひろがって...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...怪物は、金色の口を、キューッと、三日月形にひらいて笑いました...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...キューッと縮めて見せるのだった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...その口がキューッとひらいて...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...指がちょうつがいになっていて、キューッと、こんなふうに、展覧会のロボットそっくりの曲がりかたをしたんだもの...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...キューッとひらいて...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...キューッと咽喉(のんど)に下すことに趣味があるのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...一杯キューッと呑んだ平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...キューッと胸しめつけられるほど慕わしかった...
正岡容 「圓朝花火」
...私は私の胸の底のおもひでの数々をキューッと抱きしめ度くならずにはゐられない...
正岡容 「大正東京錦絵」
...その大きなやつでキューッと景気をつけていきゃ...
正岡容 「初看板」
...それからキューッと横ッ腹が痛み出してくるが...
正岡容 「寄席」
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