...実にキビキビとして...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...生れ変っても私にはできない芸当をキビキビとやって退(の)けるだけに...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...そうしていかにも学生あがりらしくキビキビとして...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...その短い文章は例の通りキビキビとして極めて要を得ているのは勿論であるが...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...私は事務所では実際いつも如才なくキビキビと働いてはいましたけれど...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...キビキビとしたユーモアまたは愛嬌で更に一段と磨きをかけている...
戸坂潤 「読書法」
...キビキビと胸に迫るもののあるのを覚える...
中里介山 「大菩薩峠」
...キビキビと片付けて歩いた上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...キビキビと片付けて歩いた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八方に手を廻して逃道を塞(ふさ)いでくれ」お品はキビキビと事をはこびます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...キビキビとそんなのが仕出すと...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...事務にかけてはキビキビと縦横に敏腕をふるった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...キビキビとした文楽は...
正岡容 「小説 圓朝」
...キビキビと行(や)ってのけるよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...快濶(かいかつ)にキビキビと種々(いろいろ)の指図をしておられました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...昨夜(ゆんべ)の酒手が利いたらしくキビキビと立働らいて...
夢野久作 「名娼満月」
...ここにわかにキビキビとした新九郎の浪人伝法...
吉川英治 「剣難女難」
...玉枝のことばがキビキビとはいった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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