...エールに苦味と麻酔的な性質を与えるために前もってホミカ(nux vomica:毒物のストリキニーネを含む)およびカシアが混ぜてあったものを...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...瘧(ぎゃく)を医するにはキニーネ剤にしくものなく...
井上円了 「おばけの正体」
...何がお望みなんです? カノコ草の水薬ですか? ソーダですか! キニーネですか?ソーリン ほらまた哲学だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...サモイレンコは間歇熱だと言ってキニーネをくれた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...」「キニーネでも嚥んだらいい」と彼は言って...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...」サモイレンコは椅子に掛けると、キニーネ溶液、臭剥(しゅうぼつ)、大黄浸(だいおうしん)、ゲンチャナチンキ、蒸溜水を合剤にして、苦味を消すため橙皮舎利別(とうひしゃりべつ)を加える云々と処方をして、帰って行った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...十月十六日――ストリキニーネはその排泄が徐々であって...
豊島与志雄 「反抗」
...自分の身体に対するストリキニーネの反応だけを...
豊島与志雄 「反抗」
...機那塩即ちキニーネを服せしめた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ベルはキニーネを必要とし...
中島敦 「光と風と夢」
...キニーネ一オンスのビンを懐中から出して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...是(こ)れは塩酸キニーネ最上の品で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...夫(そ)れキニーネ又(また)キニーネとて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...生誕以来キニーネ王...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...キニーネを二百粒...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...アスピリンやキニーネ丸はないのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...夕飯の中にストリキニーネを入れて毒殺してしまえる人です...
三好十郎 「冒した者」
...またはストリキニーネを戸棚の口に置こうとする場合でも...
柳田国男 「海上の道」
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