...然るに近隣及び知人は集りて五郎を助け、東京へも電信を発し、マスキはキク、ヒデを同行にて来り、厚く葬儀を営み、且つ遺言により骨は最も能く拾いて集め箱に入れ置きたるを、予は其後(そののち)に自ら負うて牧塲に帰りて保存せり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...三人トモ見違エルホド大キクナッタネ」コヽデ婆サンガ口ヲ挟ンダ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...オキクルミは、ただ一人になって漕ぎつづけて行ったあげく、手廻の品々を入れてある袋の中を手さぐり手さぐりして、イケマの小弓、イケマの小矢を前にとりだし、大空のおもてをにらみにらみ、ひょうと射はなった...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...タキクンヲ ミルト...
新美南吉 「センセイノ コ」
...「月黒(ツキクロ)クシテ雁飛(カリト)ブヤ高(タカ)シ匈奴(フンヌ)遠(トホ)ク遁走(トンサウ)ス軽騎(ケイキ)ヲ能(モ)ツテ逐(オ)ハント欲スレバ大雪(タイセツ)弓刀(キウタウ)ニ満(ミ)ツ」斯く歌ふに伴れて私の挙が...
牧野信一 「武者窓日記」
...宛(あた)かも木耳(キクラゲ)を踏みつけた様な姿を成し...
牧野富太郎 「植物記」
...他のキク科植物と同じく集合花で...
牧野富太郎 「植物知識」
...これは他のキク科植物も同様である...
牧野富太郎 「植物知識」
...これはキクッタのやうなアイヌの少年には結構なおやつであるばかりか...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...キクッタは今にも落ちさうでした...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...キクッタはずる/\...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...キクッタを救つたのでした...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...キクッタはそれを見て...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...キクッタは電光(いなづま)のやうにそれを拾ひ上げると...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...キクッタは偶然、チャラピタがはいつてゐる穴の口へ来て、その模様をしらべてゐるところに、突然銃声が聞えて、大熊がとびだしたので、一発打つたのですが、すつかり慌(あわ)ててゐたので、中らず、今度はもう身をかはす間もなく、危いところを、またもやチャラピタに救はれたのでした...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...さすがに勇敢なキクッタは今死ぬ目にあつたことなどケロリと忘れたやうにニコ/\して言ひました...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...それ故にこの行事をエイコトキクとも呼んでいる...
柳田国男 「年中行事覚書」
...羅馬(ローマ)の使者牡丹(ぼたん)畑の霜除けにキクイタダキが一羽...
吉川英治 「江戸三国志」
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