...然るに近隣及び知人は集りて五郎を助け、東京へも電信を発し、マスキはキク、ヒデを同行にて来り、厚く葬儀を営み、且つ遺言により骨は最も能く拾いて集め箱に入れ置きたるを、予は其後(そののち)に自ら負うて牧塲に帰りて保存せり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...」キクちゃんは黙って起きた...
太宰治 「朝」
...常ニ衆ニシタガッテ法ヲキク...
田中英光 「野狐」
...もと天上から下界に派遣されて人間界の主宰者になったオキクルミの居城であったというし...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...チツトモ オホキク ナリマセン...
新美南吉 「ウサギ」
...タキクンノ オトウサンハ 一ネン ダンシノ ウケモチデシタ...
新美南吉 「センセイノ コ」
...タキクンノ ハウヲ キツト ミテ...
新美南吉 「センセイノ コ」
...コノ タケノコハ オホキク カタク ナツタ トキ...
新美南吉 「タケノコ」
...「アイウエオ・カキクケコ――五つの母音を第一行として...
牧野信一 「鸚鵡のゐる部屋」
...キクロウプスの館に幽閉された美姫ヘレナを救け出す為に翼のあるゼブラに打ちまたがつて...
牧野信一 「鬼の門」
...青木昆陽(あおきこんよう)(甘藷先生といわれる学者)の『昆陽漫録(こんようまんろく)』に「我国ノ古ヘノ草ハ鼠麹草(ソキクソウ)ナリ」とある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...幸(サキク)に咲くらむ...
牧野富太郎 「植物記」
...キク科の花はいずれもみな頭状花である...
牧野富太郎 「植物知識」
...充分に眠ることも出来なかったが、先ず無事十一日の朝となった所が、夜が明けても人足は一向に登って来ない、そこで差当り困るのは最早食物は少しもないのである、詮方なく遠くにも行かれず、ただこの附近の植物の採集を始めた、この朝採ったものは、ジンヨウスイバ、キクバクワガタ、イワレンゲソウ、リシリトリカブト、ゴヨウイチゴ、イワオトギリ、シシウドなどが重なるものであった、とかくする内に午前十時頃となって、漸く町に下った人足らが登って来て、朝の食事をすることが出来た、人足らは宿に着いて直に踏出したそうであるが、何分にも深夜になって登ることが出来ないので、遂に途中に一泊したとのことであった、加藤子爵も昨夜下山の途に就かれたが、途中ネマガリダケやらミヤコザサやら道に横わっていて、ますます足場が悪くなり、非常に疲労せられたので、鴛泊に帰着されたのは、十二時過る頃であったとのことである、それを考えて見ると、山上に露営した方が、あるいは楽であったかも知れない、十一日の日には木下君は、充分の採集をしたからといって、終に人足と共に下山せられるとの事であるが、余は何分にもまだこの山を捨てて去ることが出来ないので、終に一人踏止まって、なお一夜を明かすことに決心した...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...「畜生!」キクッタはその心臓を狙つて...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...さすがに勇敢なキクッタは今死ぬ目にあつたことなどケロリと忘れたやうにニコ/\して言ひました...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...黙ったままキクンとお辞儀をする)誠 どこへ行ってたの?双葉 ……うん...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...私がおキクに会ったのは...
柳田国男 「故郷七十年」
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