...マドリツドへ、リオへ、サマルカンドへ、――僕はかう云ふ僕の夢を嘲笑(あざわら)はない訣(わけ)には行かなかつた...
芥川龍之介 「歯車」
...またカンドの劒ともいいます...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...れいのドカンドカン...
太宰治 「貨幣」
...躊躇(ちゅうちょ)せずドカンドカンと射殺してしまいたい気持であった...
太宰治 「畜犬談」
...勿論資料の点ではセカンドハンドのものが多く...
戸坂潤 「読書法」
...ドカンドカンと大ハッパで...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...コーカンド等の部落を見て...
日野強 「新疆所感」
...一「セカンド」は大抵(たいてい)脉(みやく)の一動(いちどう)に同(おな)じ...
福澤諭吉 「改暦辨」
...よくカンドコロを外さず笑ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「凸凹ロマンス」だけは分るらしいがあと二つはまるで笑いがカンドコロを外れてゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...我が日本では明治初年当時博物局(今の帝室博物館の前身)の職員で斯学上極めて重要な役割を勤めていた田中芳男氏(後ち貴族院議員となり次で男爵を授けられた)が明治五年にド・カンドール氏の所説に基き『垤甘度爾列(デ・カンド・ルレー)氏植物自然分科表』(この表は明治八年に校訂せり)を編成発行した時この科の字を用いたが...
牧野富太郎 「植物記」
...一八七二年の末セカンドラ孤児院報告に十歳ほどの男児が狼より燻(ふす)べ出された事を載せた...
南方熊楠 「十二支考」
...一四〇三―六年の間にサマルカンドのチムール朝廷に使いしたスペイン人クラヴィホの記に...
南方熊楠 「十二支考」
...ドカンドカンとならないうち...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのカネジョもカンドもともに鉤殿(かぎどの)で...
柳田国男 「こども風土記」
...積込(つみこ)む石炭を一々検査していると汗と炭粉で菜葉服(なっぱふく)を真黒にした二等機関士(セカンド)のチャプリン髭(ひげ)が...
夢野久作 「難船小僧」
...モウ一度南鮮沿海でドカンドカンと物をいい出すのは当然の帰結だからね...
夢野久作 「爆弾太平記」
...東部イランでもニシャプール、メルヴ、バルク、ボハラ、サマルカンド、ガスナ、などが栄えた...
和辻哲郎 「鎖国」
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