...かくて、カレンダーは、ポロリと一枚の日附を落とし、やがて、東の空が、だんだんと白みがかってきた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...どこかの汽船会社のカレンダーが「九月」の面(めん)をこっちに見せて...
海野十三 「什器破壊業事件」
...欠伸(あくび)が出て来たので、あわてて手を口に持っていったとき、突然思いがけなくも、彼女が腰をかけているすぐ傍(わき)の扉が、カレンダーごと、ごとんと奥へ開いた...
海野十三 「什器破壊業事件」
...彼の身体を透してうしろの壁にはってあるカレンダーや世界地図が見える...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...大きなカレンダーがかかっていました...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...・昭和九年もこれぎりのカレンダー一枚×『最後の晩餐』一家没落時代の父を想ひ祖母を想ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...稲がカレンダーを見るわけではないから...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...星座およびカレンダーの治療への大きな影響は特定の処方に見られる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...何だって肉屋の呉れたカレンダーに熊がゐるのだらう...
原民喜 「針」
...伊藤松雄来り「恋のカレンダー」を自分で読む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「恋のカレンダー」のあと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...カレンダーと云えばね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...新聞の附録の古い一枚カレンダーだの...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...……ただ私は古いカレンダーに...
山川方夫 「愛のごとく」
...何気なくカレンダーに顔を向けて...
山川方夫 「箱の中のあなた」
...カレンダーがあと三枚になったことを慥かめた...
山本周五郎 「青べか物語」
...カレンダーが懸かっている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あのカレンダーをあそこまで破って来られますと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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