...彼が歩くと、カラン、カラン、カランと音がする(図417)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それ等はすでにサッカラン附近の深淵に投込まれてあった...
石川欣一 「比島投降記」
...汽車が走りながら鳴らすカランカランという半鐘の音がきこえてくる...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...ところがもう先刻先生はお帰りになった筈だと思うのに又してもカランコロンと跫音がして...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...カランと金属の触れ合う響...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...道がセメントで敷きつめられているから、そのたびごとに、カランコロン、カランコロンと実に微妙な音楽を聞くことができる...
大杉栄 「獄中消息」
...私(わたし)はこのカランポーのおおかみどもも同じ習慣をもっているとにらんだのである...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...チンカランと鳴るものだから皆から振りむかれたのよ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...カランコロンと蹴りながら歩いていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜になると、人力車さえ通らない、この大店ばかりの町は、田舎のように静かで、夜が更け冴(さ)えて、足袋やさんが打つ砧(きぬた)が――股引(ももひき)や、腹掛けや、足袋地の木綿を打つ音が、タン、タン、タン、タン、カッツン、カッツンと遠くまで響き、鼈甲(べっこう)屋さんも祝月(いわいづき)が近づくので、職人を増し、灯を明るくして、カラン、カン、カン、カランカンカンと、鼈甲を合せる焼ゴテの鐶(かん)を、特長のある叩(たた)きかたで、鋭く金属の音を打ち響かせている...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...カランカランと鳴る鐘は旅館(ホテル)や下宿(パンション)の昼餐の合図...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...みみを たてて こうまの パカラン パカランという あしおとを きいていたのです...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「ばにばにベンジャミンのはなし」
...カラン暫(しばら)く思案して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...カラン手を拍って...
穂積陳重 「法窓夜話」
...或時カランが陪審官に対(むか)ってその論旨を説明していると...
穂積陳重 「法窓夜話」
...あるいは我輩より数十年前に既にカラン伝を読んでおったのかも知れない...
穂積陳重 「法窓夜話」
...カランコロンと口で木履(ぽっくり)の音をさせつつ...
柳田国男 「こども風土記」
...カランという小桶の音も聞えない...
吉川英治 「醤油仏」
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