...目録(カタログ)の函(はこ)の並んでいる所へ...
芥川龍之介 「路上」
...カタログをつくるのではあるまいし...
石川欣一 「可愛い山」
...濡れた土でそれ等をくっつける)図‐606陶器に液体の釉をかけている陶工* このことはボストン美術博物館で出版された私の『日本陶器のカタログ』に出ている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そこで某殺人事件の種取りを命ぜられた記者は現場に駆けつけて取りあえずその材料を大急ぎでかき集めた上で大急ぎでそれを頭の中のカタログ箱の前に排列してそうしてさし当たっていちばんよいはまりそうな類型のどれかにその材料をはめ込んでしまう...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...物理のような基礎科学の教科書が根本の物理そのものはろくに教えないで瑣末(さまつ)な枝葉の物理器械や工学機械のカタログを暗記させるようなものでは困ると思う...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...全アメリカの図書館の総合カタログをあつめ...
中井正一 「知識と政治との遊離」
...倶楽部で駄舌つて就寝前に「欧州だより」と新刊書のカタログを熟読すれば...
中原中也 「音楽と世態」
...ほかにコロムビアにあったように思うがカタログに見当らない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...浮世絵雑誌のバック・ナンバーは、力の及ぶ限り集め、日本はもちろん、外国の図録、カタログ、研究書の類を無茶苦茶に、かき集めた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...一九〇五年のカタログに載った〈ジェネラル・マックァサー〉という新種の蔓薔薇の苗を買ってきてパーゴラへ植え...
久生十蘭 「だいこん」
...私がここに人類の災害の長い不気味な目録(カタログ)のなかから...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...白揚社のカタログ十二年七月のをこちらへ送って来ているが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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宮本百合子 「獄中への手紙」
...ニューヨークの出版屋へカタログ請求の手紙をかいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...二つのエンマ帖ですから)三月二十四日の日附であなたにセッカア・ワーブルグのカタログをお送りして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あのカタログにプレミアムがつきそうなんでしてね...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...この華族の売り立てカタログは数年前わたくしも見たことがあるけれど...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...会場にもカタログにも訳文がないから...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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