...母は「風月」の菓子折につめたカステラを親戚に進物にした...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...祖父さんは懐からカステラとかカマボコとかいうような御土産を出して...
伊波普猷 「私の子供時分」
...彼の有名な長崎カステラでは改良種の玉子を避けて...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...わずかに現在残って居る在来種の玉子のみ集めてカステラその他に用いますが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...甘納豆はどう? カステラも...
太宰治 「人間失格」
...カステラや鴨南蛮(かもなんばん)が長崎を経て内地に進み入り...
永井荷風 「銀座」
...円いカステラの上に砂糖で花を描いて...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...間にはカステラ一つ位...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...玉子焼鍋で西洋菓子が出来ますか」お登和嬢「充分とは参りませんがカステラやビスケット位は誰にでも出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...今度は玉子焼鍋の底へ半紙を敷いて胡麻(ごま)の油で濡(しめ)しますがあんまり多過ぎるとカステラが臭くなりますからホンの紙へ浸みるばかりでいいのです...
村井弦斎 「食道楽」
...七分間焼いて今度は蓋を明けて極く細い箸(はし)をカステラの中央へズブリと通して抜いて見て何も着いて来なければ出来上ったのです...
村井弦斎 「食道楽」
...しかしカステラ鍋では小さくって沢山の料理に応用する事が出来ませんけれどもテンピならどんな西洋料理でも出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...玉子焼へ油の浸みた紙を敷いてその中へ半分ほど流し込んで今の通りに焼くとソバ入りのカステラが出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...それからカステラを好い加減に切って砂糖水とセリー酒(しゅ)と半分ずつ混ぜたものへ漬けておいてカスターソースの冷したのを掛けますと大層結構なものです...
村井弦斎 「食道楽」
...それは今申したジャムカステラをベシン皿かあるいは丼鉢(どんぶりばち)へ並べてこのカスターソースの湯煎にしないのを掛けて二十分間置きますとソースがすっかりカステラへ浸み込みます...
村井弦斎 「食道楽」
...色が白くなって好い加減な固さになった時ナイフでカステラの上へ塗り付けるがホンザーです」第二百五十八鰯(いわし)料理小山「それがあの白いような衣ですね...
村井弦斎 「食道楽」
...僕の知った人は病気の時余所(よそ)からカステラの折を貰った...
村井弦斎 「食道楽」
...正木博士も、禿頭(はげあたま)の小使も、カステラも、お茶も、絵巻物も、調査書類も、葉巻の煙も何もかも、みんな私の一箇月前の記憶の再現に過ぎないのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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