...そのまた欠片(かけら)をカスタネットの代りにしてね...
芥川龍之介 「カルメン」
...気楽にカスタネットを鳴らしている...
芥川龍之介 「葱」
...或は拍子木かカスタネットかの如く...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...カスタネットがカラカラと鳴りだした...
海野十三 「恐怖の口笛」
...カスタネットの足踏み...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...カスタネットはモナコの夜の海岸が鳴らしていたのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...ジャズのカスタネットのように細かく笑って...
谷譲次 「踊る地平線」
......
辻潤 「「享楽座」のぷろろぐ」
...親指と人差し指とでカスタネットの調子を取って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...趣向はスペインの女の用いるカスタネットに似ているが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...その度に歯が打合ってカスタネットのような陽気な音をたてる...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...彼女の両の掌(て)に握られていた象板(カスタネット)(よつだけ)の活発な音階が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...玉蘭の象板(カスタネット)が「王昭君」を歌っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その手には左右二つのカスタネットを秘(かく)し持ち...
吉川英治 「新・水滸伝」
...板(はん)(一種のカスタネット)などの奇妙な楽奏(がくそう)の音に...
吉川英治 「新・水滸伝」
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