...手(て)で触(さわ)ってもカサカサした感(かん)じではございませんでしたか……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...』『イヤ斯(こ)うカサカサして居(い)てはさっぱりじゃ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...カサカサに乾いた唇――(お前は...
海野十三 「俘囚」
...カサカサに乾いて来る...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...冬は顔がカサカサに乾いて...
高見順 「如何なる星の下に」
...カサカサに枯死した姿を見るのは...
高見順 「いやな感じ」
...何か空気がカサカサ乾枯(ひか)らびているようで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...心がカサカサになってしまいました...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...寝床にねかすと白くカサカサな唇を開いて...
徳永直 「冬枯れ」
...もうこれカサカサになった...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの人達って二人ともすっごくカサカサしてるでしょ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...斉藤平太はすっかり困って口の中もカサカサしながら三日仕事をさがしました...
宮沢賢治 「革トランク」
...竹の葉がカサカサと乾いた音を立てている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...緑地(オアシス)も蜃気楼(しんきろう)も求められない沙漠のような……カサカサに乾干(ひから)びたこの巨大な空間に...
夢野久作 「少女地獄」
...人心はカサカサだ...
吉川英治 「私本太平記」
...五年もこの山に棲(す)むとカサカサになって寒巌枯骨(かんがんここつ)のていたらくだ...
吉川英治 「増長天王」
...カサカサした皮膚が...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...投げ出すように腰を下ろすと外套を透(とお)して尻の下の落葉がカサカサと妙に乾燥した音を立てながらくだけるのを感じた...
蘭郁二郎 「自殺」
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