...十二もカキをつけているのに...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...新しい妻が食物を乞うたらイチサカキの實のように澤山に削つてやれ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...もう舷側にはカキ殻が夥(おびただ)しく附着し...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...われわれはよく夜道を歩きながらそのたぬきのまねをするつもりで「カキャゴー」「カキャゴー」と叫び歩き...
寺田寅彦 「物売りの声」
...土間桟敷に手あぶりを持運び酒を飲み弁当鮓を食い甘栗カキ餅煎餅煎豆の類を終日ボリボリ食う事差支なくんば煙草の如きは更に差支なき筈なり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...柿はドイツ語でもカキである...
中谷宇吉郎 「果物の天国」
...ウシロノ カゴカキガ...
新美南吉 「カゴカキ」
...いつもカキ色のシヤツを着て牧場から町へ...
牧野信一 「一九三〇年型」
...また源順(みなもとのしたごう)の『倭名類聚鈔(わみょうるいじゅしょう)』には同じく草にあててその和名を加木奈(カキナ)一云阿之井(アシヰ)としてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...人に笑われるのが嫌ならカキツバタを杜若と書かぬようにせねばならない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...カキツバタ一家言花がつみまじりにさけるかきつばたたれしめさして衣にするらん 公実狩人の衣するてふかきつばた花さくときになりぞしにけり 基俊カキツバタは誰れもよく知っているアヤメ科イリス(Iris)属の一種であって lris laevigata Fisch. の学名を有する...
牧野富太郎 「植物記」
...私は寡聞にしてまだカキツバタの正しい漢名を知らない...
牧野富太郎 「植物記」
...昔はカキツバタの花びらを取って...
牧野富太郎 「植物記」
...これこそカキツバタに当るというのですが少しも当っていない...
牧野富太郎 「植物記」
...カキツバタを燕子花とかく人がありますが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...「どうして?」「食堂で沖がカキに何か云ってたから――」宏子は...
「海流」
...カキズ熟柿を甕の中に貯へて作る酢があつて...
柳田國男 「食料名彙」
...今日カイドウと長母音を用いるのは、おそらくは海道の文字に引かれたので、本来はカイド、カイト、またカキウチ、カキツ等々という地方も多く、垣内と書くのが最初の漢字であったらしい...
柳田國男 「水海道古称」
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