...自然は始めて奧底なき親しみと無限の融和(アインシテインミヒカイト)との歡喜を教へるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...俺は心を結束してこの人の生命を貫徹する「働き(テーテイヒカイト)」をやつてゐるのに...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...性格の内面性(インネルリヒカイト)から來る神祕的な誘惑の缺乏があつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...陽気な娘たち――ゲミュートリッヒカイト――...
石川欣一 「可愛い山」
...夫(そ)れ此「ユングフロイリヒカイト」は人間界の清潔...
石橋忍月 「舞姫」
...あわれなアイテルカイトで生きているのは...
太宰治 「惜別」
...Polysiphonia yokosukensisHariot(ヨコスカイトゴケ)...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...このアソカすなわち無憂花はカイトラ月の十三日(九月二十七日)ウラパジにおいて仏を礼拝するヒンヅー人にとって真に神聖なる樹である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...人間の主体性の自覚においてペルソナ(格人)とは異るペルゼーンリヒカイト(人格)が成立するのである...
三木清 「哲学入門」
...すなわち久しく付属草地として開かれずにいたらしい土地だけがカイトである...
柳田國男 「垣内の話」
...また一つの村には田畠と農家の二三戸を合せたカイトがあるのみか別にまた山間未開の家も田畠もないカイトも一方にはあって...
柳田國男 「垣内の話」
...今も通称何カイトと呼ばれているのは...
柳田國男 「垣内の話」
...カイト・カイチという類の言葉が...
柳田國男 「垣内の話」
...結局は垣内またはカイト・カイチという言葉があるという以上に...
柳田國男 「垣内の話」
...ただ住民がカイトの意味を忘れたために...
柳田國男 「地名の研究」
...信州上伊那郡藤沢村の御堂垣外(みどうかいと)なども垣内と書いてカイトとは呑み込めずまた事実その御堂の境内でないゆえに...
柳田國男 「地名の研究」
...『曾丹(そたん)集』の歌にある「かいとの路」はこのカイトかとある...
柳田國男 「地名の研究」
...従って耳で記憶せられていたカイトの地名には...
柳田國男 「水海道古称」
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