...藝術家の個性は此形式(フオーム)を外にして現はれることが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...ドイツのオームの大切な研究が現れたのですが...
石原純 「マイケル・ファラデイ」
...「プラトフオームで打たれてから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...チエエスは歩廊(プラツトフオーム)に立つたまゝ...
薄田泣菫 「茶話」
...改札口を入つたプラツトフオームの大きな時計の下に...
田山録弥 「ある日」
...乗車場(プラツトフオーム)は俄にがらりとなる...
永井荷風 「男ごゝろ」
...わたしは丸の内停車場のプラツトフオームまで見送りに來た事はあつたが...
永井荷風 「十年振」
...早くも未亡人が乗車場(プラツトフオーム)の壁に沿うた腰掛で本を読んでゐるのを見たのである...
永井荷風 「来訪者」
...それを一般世間が可なりオーム返しに信じたりする風景は...
中原中也 「思ひ出す牧野信一」
...行くわれを七條のプラツトフオームの上に振り落す...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...プラツトフオームへ下(お)りた時(とき)...
夏目漱石 「門」
...胸にCの字のマークをはぎ取つた痕のある昔のスポーツ・ユニフオームを着てゐた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...土によごれたユニフオームが淋しく懸つて居りました...
牧野信一 「初夏」
...鮮やかなフオームに観る者の胆を冷させてやりたいのがひたすらの念願だつたが...
牧野信一 「武者窓日記」
...あなたの讚歌をくりかえすオームや...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日本へ帰ってから聞いてみたら舶来の神経衰弱なんだそうで……重いのがノスタレジイで軽いのがオーム・シッコてんだそうですが...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...黄色い手拭の向う鉢巻がノスタレのオーム・シッコでウンウン云ってるんですから世話ありやせんや……...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...今のノスタレとオーム・シッコが二人でフロッキコートてえ活弁(かつべん)のお仕着せみてえなものを着込んで入口の処へ突立って...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
便利!手書き漢字入力検索