...アラビア人は出来るだけよく此のオアシスを利用しなければならない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...更にオアシスの向ふには沙漠がだん/\高まつて四方へ拡がつてゐました...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...いま東京丸(まる)ノ内(うち)のオアシス...
海野十三 「恐怖の口笛」
...さながら沙漠のオアシスのような慰藉を与えてくれていました...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...オアシスありと、人の言う...
太宰治 「かすかな声」
...さくら――Ah, Yes ! Just off Charing Cross !日本の「口」のオアシス...
谷譲次 「踊る地平線」
...生活中の林泉(オアシス)とも言うべき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは砂漠のなかのオアシスの如きもの...
豊島与志雄 「風景」
...命からがら哈密(ハミ)のオアシスに辿(たど)り着いたのだそうである...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...バッハやモーツァルトの音楽はあらゆる国境を越えて人々の心のオアシスとなった...
信時潔 「望ましい音楽」
...東京市民のオアシスとなることであらうと思つた...
長谷川時雨 「東京に生れて」
...久しぶりのオアシスだね……」「うん」「富岡さん...
林芙美子 「浮雲」
...沙漠にオアシスの蜃気楼(しんきろう)を旅人が見るように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ポーはアメリカ文学におけるオアシスであった...
平林初之輔 「ポウの本質」
...「オアシス」の酒つぎ台に肘をのせてゐた...
牧野信一 「日記より」
...上人に逢うたことは真にオアシスを見出した悦びにも譬(たと)え得るでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...リー・シー・ツワンは政府部内にあっていかに彼の歴史的任務を果そうとするのであろうか? マダム・レムブルグのオアシスはいまでは相場師で埋もれてはいないであろうか? 生死不明を伝えられた陳独秀はモスコーにいたがそれからどうなったか? 結婚したが図星の外れたシイ・ファン・ユウは最近東京に来て米良に会った...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
...彼に残されたオアシスである他愛もない「空想」に耽っていた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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