...アラビア人は出来るだけよく此のオアシスを利用しなければならない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...支隊々々の休んでゐるオアシスからオアシスへ幾時間も駈(か)けとほしました...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...丁度砂漠のオアシスの様に...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...さくら――Ah, Yes ! Just off Charing Cross !日本の「口」のオアシス...
谷譲次 「踊る地平線」
...それが「修正以前の唯一のオアシスだったのだ...
戸坂潤 「読書法」
...砂漠のオアシスは蜃気楼であることもある...
豊島与志雄 「故郷」
...生活中の林泉(オアシス)とも言うべき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これを人文史上のオアシスと言うもよく...
野村胡堂 「楽聖物語」
...久しぶりのオアシスだね……」「うん」「富岡さん...
林芙美子 「浮雲」
...さっきのオアシスへ戻った...
久生十蘭 「海難記」
...ゲランはオアシスの水溜りのそばに妻の死体を置き...
久生十蘭 「海難記」
...ポーはアメリカ文学におけるオアシスであった...
平林初之輔 「ポウの本質」
...彼らの国のまんなかで静かに穏やかに繁栄している小さなプロテスタントのオアシスに...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...広漠(こうばく)とした罪過の砂漠のなかにいくつかの小さな宿命のオアシスを...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...「オアシス」の酒つぎ台に肘をのせてゐた...
牧野信一 「日記より」
...私は砂漠旅行者がオアシスを恋(した)ふに似た喉の乾きを覚へ(それは...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...上人に逢うたことは真にオアシスを見出した悦びにも譬(たと)え得るでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...――貴女の移気(うつりぎ)な恋愛のオアシス...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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