...エーテルの振動ではなくて...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...またこのエーテルを仮定する物理学的理論を導き入れたためにどんな問題が起ったかをみようと思います...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...ところでこのエーテルに対してはおもしろく思われませんでした...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...輝くエーテルと重き空気は分たれぬ...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...燐と何かの揮発性のエーテルとが含まれているように...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...するとたちまち妻の美しさとそのエーテルみたいに新鮮な衣裳の輝きに魂を奪われてしまって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...それから、ほら、ここんとこと来た日にゃ(自分のひたいを叩いて)ご免をこうむってざっくばらんに申せばですな、スカートをはいた哲学者よか、屋根の雀のほうが、よっぽど上手ですよ! その詩的な生き物というやつを、どれでもいい、ちょいと眺めてみれば、なるほど極上のモスリンだ、エーテルだ、天女の生まれ変りだ、無量無辺の法悦だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...それがエーテルを伝わってもとの上田の発源地へ帰って来ているのである...
寺田寅彦 「高原」
...一体エーテルなる概念が歴史的に何であるかを先ず分析してかからなければ...
戸坂潤 「科学論」
...吾々はエーテルの存在するしないを知覚することは出来ない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...例えばエーテルという範疇は物理学的範疇組織の上で嘗て必要になったものであるが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之を充たすエーテル的サブスタンス――永遠性を有った無内容――として如何に之に打ってつけであるかが見られたことと思う...
戸坂潤 「思想としての文学」
...このシェストーフ的エーテルだったのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...エーテルの存否を推定し得るとする...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
......
富永太郎 「原始林の縁辺に於ける探険者」
...エーテルは無用の長物である...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...エーテルの振動によって伝わる光線さえ...
野村胡堂 「音波の殺人」
...死者のエーテルが光るやうな気がして...
林芙美子 「浮雲」
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