...それがあれだけのエポックを作つたのである...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...一般向きとは言えぬ登山なるスポーツ界ではエポックとも考えるべきである...
石川欣一 「可愛い山」
...明治の文学史に一エポックを作った硯友社(けんゆうしゃ)の発祥地でもある...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...春廼舎に次いでのエポック・メーカーであった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...或る適当なその場その場のエポック(停止)に於ては...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...結果に於て依然として政治的エポック(新しい時代分けでもよい)を結論するというのが...
戸坂潤 「読書法」
...ドイツの啓蒙主義は全く単なる文化史上の一エポックをしか意味しない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...哲学史上哲学法の一つのエポックをなすものでもあろうが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...一八三〇年その第一回公演はロマンティック運動のエポックメーキングのものとせらる)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...最も大きなエポックを作り...
野村胡堂 「楽聖物語」
...大きなエポック・メーキングであった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...正に時代は一つのエポックを作つたのである...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...一エポックを劃すべき嚴格精密なる散文...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...それが何か一つのエポック――分水嶺――のやうなものを作るやうな氣がいたしました...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...我が国流行歌史上に一大エポックを劃するに至つた」と佐藤氏は手記されてゐる...
正岡容 「大正東京錦絵」
...同じ一人の良人一人の妻という結合にしろ私は新しいその質でエポックをつくる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...つまり今の時代はもしかすると非常な急角度で新しいエポックの中に突入しつつある時代ではないかという気がする...
三好十郎 「絵画について」
...そこで窓の格子を隔てた覚束(おぼつか)ない不言の交際が爰(ここ)に新しいpoque(エポック)に入ったのを...
森鴎外 「雁」
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